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2018年12月11日

2018年8~12月10日時点の奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯と流れ。

2018年2月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e686570.html

2018年8月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e705646.html

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以下が、2018年8月~12月の経緯と流れです。

2018年8月3日

「大型クルーズ船誘致に基本的には賛成」と発言していた瀬戸内町・西古見集落出身の金子万寿夫衆院議員が
「観光振興を重視した世界自然遺産登録ではなく、保全と利用の両立に向けた政策を考える」奄美の宝を次世代に繋ぐ会を発足。


http://saveamami2018.amamin.jp/e705831.html


2018年8月27日

大型クルーズ船寄港地誘致と「自然環境の保全保護意識と高めることを目的とした」、「奄美の宝」を次世代に繋ぐ議員の会発足についての、瀬戸内町民の投書記事が南海日日新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708626.html


2018年08月28日

「奄美の自然を守る会」より瀬戸内町に「大型クルーズ船寄港地誘致に関して」公開質問状を提出。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708627.html

2018年8月29日
公開質問状提出の記事が南海日日新聞に掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708631.html

2018年8月29日
公開質問状提出の記事が南日本新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708723.html

2018年8月31日
南海日日新聞にて、奄美・沖縄は2018年9月末で世界自然遺産再登録の暫定版の推薦書を出すスケジュールであると報じられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/d2018-09_2.html

2018年9月4日~14日
瀬戸内町議会9月定例会が開催

http://saveamami2018.amamin.jp/e708634.html

複数の議員が大型クルーズ船寄港地誘致について質問をしました。

渡島芳臣議員の質問と町の答弁
http://saveamami2018.amamin.jp/e711302.html

元井直志議員の質問と町の答弁
http://saveamami2018.amamin.jp/e711299.html


2018年9月3日~25日
奄美市議会9月定例会が開催

http://saveamami2018.amamin.jp/e708643.html

世界自然遺産についてと大型クルーズ船について複数の議員が質問をしました。

2018年9月7日
南海日日新聞にて、現瀬戸内町長である鎌田愛人町長が2019年6月の町長選挙に出馬を表明した記事が掲載される。

答弁では、3年前の選挙で掲げた瀬戸内創生マニフェストが達成途中であるとし、「チームせとうちのトップリーダーとして、瀬戸内創生マニフェスト、次期長期振興計画を着実に実行することが私の責務であり使命」と強調。より強固なチームづくりのため▽職員の資質向上▽強固な財政▽情報発信の強化―を具体策に挙げた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709600.html

2018年9月7日
奄美新聞にて、現瀬戸内町長である鎌田愛人町長が2019年6月の町長選挙に出馬を表明した記事が掲載される。

「町民すべてが心をひとつにし、対決をなくし、町長・議員が町民から信頼されることが、より強固なチームせとうちを作ることになる」と述べた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709599.html

2018年9月7日
奄美新聞にて、町長の大型クルーズ船寄港地誘致についての意見が掲載。

町が検討するクルーズ船寄港地誘致問題について、鎌田町長は「挑戦していく信念に変わりはない」と強調。議員からの「町政懇談会で説明したが、住民は納得していない。再度説明会を行うのか」という質問に対しては、「現在は町民主体の協議会立ち上げを準備中。再度説明会を開くことは予定していない」と答えた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709597.html

2018年9月7日
南海日日新聞にて、町長の大型クルーズ船寄港地誘致についての意見が掲載。

町が検討している西古見への大型クルーズ船寄港地誘致計画について、鎌田愛人町長は「人口減少の危機をチャンスに変え、未来につないでいくために、勇気をもって新たな取り組みに挑戦していく信念に変わりはない。誘致の方向性については、今後設立する町民主体の協議会で議論を重ね、町民理解が得られる方向性を導き出す考え」と述べた。

2018年9月10日
国土交通省による「官民連携によるクルーズ拠点形成検討委員会」の第三次募集が計画されていることがわかる。
http://saveamami2018.amamin.jp/e709647.html

2018年9月13日
南海日日新聞にて奄美・沖縄世界自然遺産科学委員会の方針が発表される。

環境省は年内に修正案をまとめて同委員会に諮り、来年2月に正式な推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出するとしている。

http://saveamami2018.amamin.jp/e710738.html


2018年9月25日
産経新聞・九州総局長、佐々木類氏の著作で「大型クルーズ船寄港地誘致問題」が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e718124.html

2018年10月1日
「奄美の自然を守る会」が提出した公開質問状の瀬戸内町側の回答が公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e712661.html

瀬戸内町は、

IUCNの延期勧告の記載である

(締約国(訳注:日本)は、奄美大島に大型クルーズ船基地を作る計画の現況を報告し、
どこの特定の場所も選定されていな いし、予測できる未来においていかなる開発計画も企画されていないと言明した。)」

また政府の見解、

「(政府は)奄美大島におけるクルーズ船の寄港地の開発に関する具体的な計画は承知しておらず」

については回答で触れず、


・「大型クルーズ船の誘致を行うと、世界遺産の登録の要件を満たさなくなる」については、見解の違いがあるものと考えられます。


と解答したが、その見解の相違の内容については、全く記載をせず、


・「西古見への大型クルーズの誘致計画を撤回していないが、今後も引き続 きこのような立場を維持するものとみなしてよいか。」についてもそのとおりです。


・本町は、世界自然遺産への登録に向けて、国・県、関係自治体と連携して参ります。

と答えた。

2018年10月5日

町政懇談会で瀬戸内町側が約束していた「町民主体の協議会」、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」の開催が10月28日であるという通知が届く。

http://saveamami2018.amamin.jp/e713255.html


2018年10月11日
4月16日から5月30日にかけて瀬戸内町の各集落で行われた町政懇談会の大型クルーズ船寄港地誘致についての町民の意見をまとめたA4サイズ1枚の用紙が町内にて配布される。

1 過程

・町民が主体となった協議会の立ち上げをどのような形で進めていくのか。
・国策だけを頼りにするのではなく、住民参加で物事を進めていくべき。
・住民投票などで町民の意見を集約すべきであろう。
・国策なので内容がわからないでは、住民への説明にならない。
・クルーズ船誘致について公聴会の開催を希望します。
・今後進めていく為には、どういう形やどういう手順を踏んで進めていこうと考えているのか。

2 許容範囲
・1回の寄港で約4,000人の観光客は、キャパを超えているのではないか。
・22万トン級のクルーズ船は瀬戸内町が対応できる範囲を大きく超えている。

等の意見が掲載される。

全文はリンクにて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e712652.html

2018年10月22日
「奄美の自然を守る会」が「町の回答が不誠実」とし、公開質問状を再度提出。
その様子が奄美新聞にて取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e713959.html

2018年10月28日
瀬戸内町役場4Fにて「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が開催される。



https://www.youtube.com/watch?v=zfpum8Pt7SY

2018年10月28日
奄美新聞にて「クルーズ船誘致検討協議会」の様子が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/d2018-10.html

2018年10月29日

南日本新聞にて「クルーズ船誘致検討協議会」の様子が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714532.html

2018年11月1日
「奄美の自然を守る会」が提出した再質問状の瀬戸内町の回答が公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714770.html

2.
(初回質問趣旨と回答への見解)
日本政府が自ら大型クルーズ船誘致計画が存在しないと言明しているの
にかかわらず、なぜ瀬戸内町は国策であると強弁し大型クルーズ船誘致に固
執するのか質問しています。瀬戸内町は質問の論旨を全く無視して、論拠を
示さないまま「(従来の立場)を維持する」とだけ答えています。

(再質問)
大型クルーズ船の誘致が、引き続き国策であるといえる論拠はなにか。

2018/11/1 瀬戸内町 回答

2 の再質問の「大型クルーズ船の誘致が、引き続き国策であるといえる
論拠はなにか。」については、国が 2020 年に訪日クルーズ旅客 5 0 0 万人達
成を目標に実施した調査において、西古見地区が候補地の 1 つとして選定
されていること、更には平成 3 0 年 1 0 月 2 8 日に開催した「クルーズ船
寄港地に関する検討協議会」において、国土交通省が「調査結果を受けて瀬
戸内町より関心が示されたことを踏まえ、町・県・国が三者連携して取り組
んでいきたい。」と示していることから国策として理解しております。


2018/10/22 奄美の自然を守る会 質問
3.
(初回質問趣旨と回答への見解)
IUCN は、世界自然遺産として登録されるためには観光コントロールのた
めの施策が必要であることを指摘していることから、この施策に対する瀬戸
内町の具体的な考え方を質問しています。瀬戸内町は観光のコントロールの
必要性は認めるにもかかわらず、自らの進める大型クルーズ船の誘致が
IUCN の指摘と相反することについては一切コメントすることなく、「国・
県・関係自治体との連携により対応」とだけ述べ、計画を立案した行政当局
としての責任を放棄しています。
(再質問)
瀬戸内町が自ら進める大型クルーズ船の誘致が、IUCN の指摘する観光の
コントロールの必要性と相反しないと考えているのか。論拠を示してお答え
いただきたい。

2018/11/1 瀬戸内町 回答

質問 3 の再質問の「瀬戸内町が自ら進める大型クルーズ船の誘致が、
IUCN の指摘する観光のコントロールの必要性と相反しないと考えているの
か。論拠を示してお答えいただきたい。」については、 同じく平成 3 0 年 1
0 月 28 日に開催した「クルーズ船 寄港地に関する検討協議会」においてご
説明したとおり、本町としては現段階において具体的な計画は存在しており
ません。 今後、町民主体の協議会の中で議論を深め、町民と共に国、県、町
が連携して IUCN の指摘に相反しない計画とすることが重要であると考え
ております。


2018/10/22 奄美の自然を守る会 質問

4.
(初回質問趣旨と回答への見解)
日本政府は、IUCN に対して大型クルーズ船の誘致計画は存在しないこと
を言明しており、瀬戸内町の大型クルーズ船誘致は国策であるとの強弁は根
拠を失っています。
また IUCN の求める観光コントロール施策は、大型クル
ーズ船の誘致と相いれません。大型クルーズ船の誘致を進めると、世界自然
遺産の登録が難しくなるのではないかという当会の指摘に対して、瀬戸内町
は見解の違いがあるとだけ述べ、その論拠については一切述べていません。
(再質問)
瀬戸内町が回答で述べている、当会と瀬戸内町との間の見解の相違は、具
体的にどのようなものであるのか。議論の中核であるので、はぐらかさない
で正面からお答えいただきたい。
以上

2018/11/1 瀬戸内町 回答

4.
質問 4 の再質問の「瀬戸内町が回答で述べている、当会と瀬戸内町との見解
の相違は、具体的にどのようなものであるか。議論の中核であるので、はぐ
らかさないで正面からお答えいただきたい。」については、 貴会が世界自然
遺産の登録の要件を満たさなくなると考えている質問 2 と質問 3 について
町としては先に述べたとおり、国策として理解し、更には町民主体の協議会
の中で議論を深め、IUCN の指摘に相反しない計画とすることで世界自然遺
産登録の要件を満たすことが可能であると考えていることから見解の相違
があるとお答えした次第です。

以上

2018年11月4日
「奄美の自然を守る会」で「大型クルーズ船寄港地誘致に関する報告会・意見交換会」を開催。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714870.html



2018年11月30日

大型クルーズ船誘致の計画も含んだ瀬戸内町観光振興計画(案)のパブリックコメントが公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717978.html

2018年12月1日

第2回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が開催される。



2018年12月1日
瀬戸内町にて開催された持続可能な観光セミナーにて、大型クルーズ船寄港地誘致問題についての言及がされる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717968.html

2018年12月3日

奄美大島・瀬戸内町出身、日本SF作家クラブ第18代会長である藤井大洋氏が
大型クルーズ船寄港地誘致問題をモチーフにした小説、『第二開国』の連載を、文芸カドカワ2018年12月号より、開始。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717631.html

2018年12月3日

第2回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」の様子が南日本新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717888.html

2018年12月7日
瀬戸内町が「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」にてプレゼンをする船会社の募集を始める。

http://www.town.setouchi.lg.jp/sanritsu/sensya_bosyu.html

4. 説明内容
・ プレゼンテーションに求める内容は下記の通りです。

① 会社の概要
② 他の地域における一日滞在型寄港地開発の事例
※協議会の議論も踏まえ、以下の点について可能な限り具体的な説明をお願
いします。
・基本的な考え方
・寄港地開発に至る経緯
・地元政府等との関係(協定、土地賃借契約、協議メカニズム等)
・投資規模
・整備された施設とその整備主体、時期等
・寄港しているクルーズ船(大きさ、寄港頻度等)
・クルーズ旅客に提供しているアクティビティ等
・自然環境への配慮(排水(バラスト水含む。)、排ガス、廃棄物の処理等)
・生活環境への配慮(旅客の行動範囲の管理等)
・地元への貢献(雇用、物やサービスの購入、事業機会の提供等)

・その他
③ クルーズ船の寄港地として瀬戸内町に関心を有する理由
④ 開発を進める場合に想定される基本コンセプト。
※現時点で考えられるアイデアとして、以下の点について説明をお願いしま
す。
・基本的な考え方
・整備が想定される施設等
・寄港が想定されるクルーズ船(大きさ、寄港頻度等)
・クルーズ旅客に提供することが考えられるアクティビティ等
・考えられる自然環境への配慮(排水(バラスト水含む。)、排ガス、廃棄物
の処理等)
・考えられる生活環境への配慮(旅客の行動範囲の管理等)
・考えられる地元への貢献(雇用、物やサービスの購入、事業機会の提供等)
・西古見~他地区間で発生が想定される交通量
・第2回協議会で配布された「クルーズ拠点のイメージ」へのコメント

・その他
5. 情報公開
・ 協議会は基本的に公開ですが、民間企業の将来ビジネスのアイデアなど機密性
が高い内容のプレゼンテーション及び質疑応答部分については船社の判断(公
開・非公開)により取扱います。


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◆日本政府はIUCNの勧告書によると「奄美大島における大型クルーズ船寄港地誘致の具体的な計画は存在していない」と答えていますが、現在、瀬戸内町では、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が2回開催され、船会社の企画を募集する段階にいたっています。◆

奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
894-1502 大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
FAX:0997-72-1003
e-mail:saveamami@gmail.com

Blog:http://saveamami2018.amamin.jp/
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