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2018年03月18日

3月2日、鹿児島県議会での、寺田洋一議員(自由民主党・鹿児島市・鹿児島郡区)の議会内容書き起こしです。

※こちらは、会の活動趣旨に賛同された方が、議会の録画中継を見ながらの書き起こしたものです。
正式な議事録ではないので、ご参考までにご覧ください。詳細なやりとりは、下記の録画中継で確認ください。※


鹿児島県議会 録画中継 3月2日 一般質問 寺田洋一議員
http://www.kagoshima-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1320

※寺田議員の質問内容は主に、鹿児島市のマリンポートかごしまに寄港するクルーズ船についての問題ですが、
食材の調達やバスの渋滞など、奄美でも起こり得る問題について質問されています。
鹿児島市ですら現状はこのような状態であることを、皆さんが知ってくだされば幸いです。※


3月2日 午後1時15分~午後2時15分

寺田洋一(自由民主党・鹿児島市・鹿児島郡区)  質問内容一部抜粋

1 県産品の海外クルーズ船への納品について (0:11:15~0:29:00)

1 マリンポートかごしまについて

① クルーズ船の受入環境について

② 海外クルーズ船の県内観光について

寺田県議:県産品の海外クルーズ船への納品についてでありますが、マリンポートかごしまに関係して県農水産物の寄港するクルーズ船への納品についてお伺いしたします。

いまさら申すまでもなく、昨年9月の宮城県においての第十回和牛能力共進会では、本県は日本一になり、畜産王国鹿児島の名を全国的に知らしめ、また、世界にも和牛に対する評価が高まる中、この件を国内・世界に売り込むビックチャンスととらえ、県においてもその策が練られております。私も今期、シンガポールにおいてその現場を見させていただきました、畜産物だけでなく和風だしの原点のかつおぶし、ブリ・カンパチの水産物、ポンカン・タンカンといった果物や生鮮野菜など食の総合デパートを自負できるのではないかと思います。また、先日の報道でもありましたように本県とクルーズ会社との連携も進みつつあるようであります。

臨県熊本県では、県内地元業者が県内産を納入する専門商社が設立され、巨大クルーズ船を新たな市場として見て、積極的な対応を進めつつあるようであります。

そこでお伺いいたします。

1 マリンポートに入港するクルーズ船の食品等の資材調達は現況どのようになっているのか。

2 本県も世界に誇る県産食材がクルーズ船に納入できるよう積極的な対応が望まれるが、その所見をお示し頂きたい。

マリンポートかごしまについて引き続きお伺いいたします。マリンポートかごしまに寄港するクルーズ船は、平成27年53回、28年82回、29年105回、今年も5月までに41回が見込まれているようであります。そして、その乗船客の県内観光はほとんどがバス観光になっており、14万トン級のクルーズ船で約90台が運行されているようであります。その行き先は市内観光、指宿・池田湖、霧島方面、知覧特攻平和会館地等に向かっているようであります。その時間は半日コースで4時間ないし5時間、1日コースで6時間ないし8時間となっているようであります。現在、4月の供用開始を目標にCIQの整備も進みつつあり、供用開始後は1時間程度の時間短縮が見込まれているようです。そこでお尋ねいたします。

第1点、マリンポートかごしまへのアクセスは産業道路からの橋梁一本となっており、大型観光バス発車後に渋滞が発生しており、地元から商店街からもその善処が強く求められています。マリンポートかごしま等に県内フェリー等を直接接岸させ、観光客を移動させることも一つの考えと思うが、見解を示していただきたぃ。

第2点、CIQの運用開始等で時間の短縮が見込まれ、その分県内観光には幅が広がると思うが、旅行関連業者への働き掛けをどのように行っているのかお示し頂きたい。(0:11:15~0:14:03)

西PR・観光戦略部長:海外クルーズ船へ県産品の納品について複数の関係先に確認したところ、国際クルーズ船は出航前に最終到着地までの食材を積み込むことが一般的であり、県産品の納入は、品目・数量ともに限定的であるということですが、マリンポートへの寄港数が年々増加する中、本県の安心安全で良質な農林水産品を納入できれば、新たな市場開拓につながるものと考えております。

 県は、本年度策定する農林水産物輸出促進ビジョンにおきまして、国際クルーズ船への食材供給の可能性を探ることとしており、まずはクルーズ船社や船舶への食材納品事業者等にヒヤリングを行うなど、関係情報の収集を行ったうえで、関係団体等とも連携をしながら今後の取り組みについて検討してまいりたい。

 次に、海外クルーズ船の受入環境と県内観光について、でございます。県では、クルーズ船のツアーを企画する船会社や旅行会社等に対して、新たな観光素材や周遊ルートを提案するなど経済効果の向上も視野に入れた働きかけを行っているところであります。最近のクルーズ船のツアーの中には、温泉を楽しんだり、一泊停泊して食事やショッピングを行うものなど多様化も見られております。今回のCIQターミナルの供用開始によりスムーズな下船・乗船が図られ、県内での滞在時間が長くなることが見込まれております。このため、体験メニューも含めた更なるツアー内容の多様化やより広域での観光の充実が図られますよう地元市町村等と連携し、旅行会社等へ働きかけを行い、経済効果やクルーズ船客の満足度向上につなげてまいります。(0:22:50~0:25:15)

渡邊土木部長:マリンポートかごしまにおけるクルーズ船の受入環境についてですが、クルーズ船寄港時の交通渋滞については交差点改良など対策に努めてきたところであり、臨港道路鴨池中央港区線の整備による渋滞緩和が期待されますが、それまでの間の対応策を検討するため、クルーズ船の入出港時間帯別の渋滞要因の状況把握を早急に行うこととしています。

 船舶による観光客の移動については、渋滞対策として有効な手段であると考えており、現在、船舶の安全な係留場所や係留方法について関係者と意見交換を行っているところです。県としては、引き続き関係者と連携してマリンポートかごしま周辺の渋滞緩和に努めてまいります。(0:25:20~0:26:13)

寺田県議:県産品のクルーズ船への納品については、臨県熊本県ではすでに始まっていることは先ほど述べたとおりです。本県産の農林水産物の輸出に関しては今年度策定する輸出測定ビジョンで対応されているようですが大事なことですので大いに進めていただきたい。しかし、生鮮食料品については運送ルートの関係上、どうしても諸経費が上乗せされます。海外クルーズ船の場合、出発地で物資を積む込むことからほとんどが船内で過ごされる方々にとっては、3度の食事は大きな楽しみであります。まさに本県の世界に誇れる農水産物の供給を行うことでその食事の一品に県産品が並ぶように大いに期待したいと思います。

 熊本では、本県マリンポートにも入港する船を持つ米国のロイヤル・カリビアン社より熊本県の食材を大量に調達したい旨の申出があったようです。本県は、この取組については、1歩も2歩も遅れた感があります。ぜひともこの遅れを取り戻していただきますよう、県の更なるご尽力を強く望むものです。

知事のコメントをお願いいたします。(0:27:00~0:28:25)

三田園知事:全力で取り組んで参ります。(0:28:27~0:28:30)

寺田県議:大型観光バス発車後の渋滞については、近隣の宇宿商店街から寄せられた苦情であります。お示しを頂いた湾内フェリーの活用も積極的に取り組んでいただき、錦江湾クルーズなど九州内の他の寄港地では味わえないパッケージが考えられるのではないかと思います。県内観光のすそ野を広げ、県内一円にその効果が広がるようにご尽力をお願いいたします。(0:28:30~0:29:00)

◆町と県は引き続き誘致を進めると言っています。引き続き、ご協力をお願いできれば幸いです。◆
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