2019年02月08日
瀬戸内町が大型クルーズ船寄港地誘致を検討している西古見にて、「全国初発掘」の砲台跡が発掘されました。
瀬戸内町が大型クルーズ船寄港地誘致を検討している西古見にて、「全国初発掘」の砲台跡が発掘されました。
【西古見砲台跡を初確認 大正期建造の「全国初発掘」 鹿児島県奄美大島瀬戸内町】
2019年2月8日:南海日日新聞
鹿児島県奄美大島の瀬戸内町教育委員会が進めている同町西古見の近代遺跡(戦争遺跡)砲台跡の発掘調査が1月7日~2月1日に行われた。遺跡を覆っていた土や草木を除去し、砲座を初確認。町教委社会教育課埋蔵文化財係の鼎丈太郎さんは「大正期に造られた砲台跡を発掘するのは全国でも例がなく、どういう兵器がどう使われていたのかを確認できた」と調査成果を強調した。
発掘調査は国の文化財指定を目指し、2017年度から取り組む町内戦争遺跡の内容確認調査の一環。国史跡「東京湾要塞跡」の調査を担当する横須賀市教育委員会職員を招いて行われた。
西古見砲台は旧日本陸軍が大正期に構築した奄美大島要塞の中核を成す砲台の一つ。海峡内にある4カ所の砲台で唯一28糎りゅう弾砲が置かれていた。実際に兵器が設置されたのは1940年ごろとされている。
発掘した砲座の直径は約5・5メートル。明治期のレンガ造りから鉄筋コンクリート造りになったことによる工法の変化、弾薬庫から弾薬を運ぶための道路などを確認した。
合わせて周辺の弾薬庫の調査も実施。弾薬庫は壁の厚さを約1・5メートルとし、防水、排水が徹底された構造となっていた。近くの川を利用した給水施設も確認した。
当時米軍が撮影した航空写真や文献によると、砲座は周辺に全4基あったとみられ、今後も調査を進める。
1月27日には地元住民に呼び掛けて現場を公開。住民ら約20人が参加し、鼎さんから戦争遺跡の概要や調査内容を聞いた。参加した女性(75)は「小さい頃は怖くて近づけなかったが、地元にこんな遺跡があることに驚いた」と話していた。
鼎さんは「地元に遺跡がある意味合いを伝えていかなければ、知られないまま壊れていくだけ。さらに調査を進め、伝えていきたい」と話した。
※全文はリンクをお読みください。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00010001-nankainn-l46&fbclid=IwAR16DvpTfICpypdG4nYa0mXUBqyTbzDn7NGfJtTKMX7cPT0tRXx5MDogJRo
西古見に大型クルーズ船寄港地誘致がなされた場合、この戦跡は守られるのでしょうか?
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※昨年5月に発表されたIUCNの世界自然遺産登録延期勧告には、「(IUCNとしては)奄美大島に大型クルーズ船寄港地を作る計画は存在しないと日本政府から聞いている」と明記されていましたが、現在、瀬戸内町は、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」で、住民に非公開の状態で、ロイヤルカリビアングループのプレゼンテーションを行いました。
◆この協議会に参加する委員委嘱の期限は平成31年3月31日までと瀬戸内町役場から通達がありました。
◆町民説明会では、「町民に秘密裡に進めることはない」と明言した瀬戸内町ですが、現在、船会社のプレゼンは船会社の都合により非公開であると地元紙、南海日日新聞で役場担当者が語っています。
南海日日新聞:2019年2月5日
1社1団体がプレゼン 瀬戸内町クルーズ船検討協議会
※記事、一部抜粋
協議会後、事務局の眞地浩明町企画課長は「船社に『公開』を要望し続けたが、企業の機密性ということでそれ以上は踏み込めなかった。今後も可能な限り公開できるよう努力していきたい」と語った。
※全文はリンクよりお読みください。
http://www.nankainn.com/gvmnt-admin/%EF%BC%91%E7%A4%BE%EF%BC%91%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3-%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%BA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E5%8D%94
◆「町民の理解なくして国や県との交渉は進めない」と町民説明会で明言した瀬戸内町ですが、現在の協議会には一番最初から県及び国交省のクルーズ船誘致担当者が同席しています。
・瀬戸内町役場ホームページ
第3回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」における船社プレゼンテーションについて(募集)
https://www.town.setouchi.lg.jp/sanritsu/sensya_bosyu.html
瀬戸内町公式チャンネル YouTube
20181028 第1回クルーズ船寄港地に関する検討協議会
https://www.youtube.com/watch?v=zfpum8Pt7SY
20181201 第2回クルーズ船寄港地に関する検討協議会
https://www.youtube.com/watch?v=-0YCFnCvBo8
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 1
https://www.youtube.com/watch?v=q73kpXQMZF0
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 2
https://www.youtube.com/watch?v=NAeRlvi9dT4
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 3
https://www.youtube.com/watch?v=bUMCUd8DyIU
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奄美の自然を守る会
活動資金のため、ClubTにてオリジナルTシャツ、トートバッグ、タオル、タンブラーを販売しております。
ご支援をよろしくお願い申し上げます。
https://clubt.jp/product/522691.html
【西古見砲台跡を初確認 大正期建造の「全国初発掘」 鹿児島県奄美大島瀬戸内町】
2019年2月8日:南海日日新聞
鹿児島県奄美大島の瀬戸内町教育委員会が進めている同町西古見の近代遺跡(戦争遺跡)砲台跡の発掘調査が1月7日~2月1日に行われた。遺跡を覆っていた土や草木を除去し、砲座を初確認。町教委社会教育課埋蔵文化財係の鼎丈太郎さんは「大正期に造られた砲台跡を発掘するのは全国でも例がなく、どういう兵器がどう使われていたのかを確認できた」と調査成果を強調した。
発掘調査は国の文化財指定を目指し、2017年度から取り組む町内戦争遺跡の内容確認調査の一環。国史跡「東京湾要塞跡」の調査を担当する横須賀市教育委員会職員を招いて行われた。
西古見砲台は旧日本陸軍が大正期に構築した奄美大島要塞の中核を成す砲台の一つ。海峡内にある4カ所の砲台で唯一28糎りゅう弾砲が置かれていた。実際に兵器が設置されたのは1940年ごろとされている。
発掘した砲座の直径は約5・5メートル。明治期のレンガ造りから鉄筋コンクリート造りになったことによる工法の変化、弾薬庫から弾薬を運ぶための道路などを確認した。
合わせて周辺の弾薬庫の調査も実施。弾薬庫は壁の厚さを約1・5メートルとし、防水、排水が徹底された構造となっていた。近くの川を利用した給水施設も確認した。
当時米軍が撮影した航空写真や文献によると、砲座は周辺に全4基あったとみられ、今後も調査を進める。
1月27日には地元住民に呼び掛けて現場を公開。住民ら約20人が参加し、鼎さんから戦争遺跡の概要や調査内容を聞いた。参加した女性(75)は「小さい頃は怖くて近づけなかったが、地元にこんな遺跡があることに驚いた」と話していた。
鼎さんは「地元に遺跡がある意味合いを伝えていかなければ、知られないまま壊れていくだけ。さらに調査を進め、伝えていきたい」と話した。
※全文はリンクをお読みください。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190208-00010001-nankainn-l46&fbclid=IwAR16DvpTfICpypdG4nYa0mXUBqyTbzDn7NGfJtTKMX7cPT0tRXx5MDogJRo
西古見に大型クルーズ船寄港地誘致がなされた場合、この戦跡は守られるのでしょうか?
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※昨年5月に発表されたIUCNの世界自然遺産登録延期勧告には、「(IUCNとしては)奄美大島に大型クルーズ船寄港地を作る計画は存在しないと日本政府から聞いている」と明記されていましたが、現在、瀬戸内町は、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」で、住民に非公開の状態で、ロイヤルカリビアングループのプレゼンテーションを行いました。
◆この協議会に参加する委員委嘱の期限は平成31年3月31日までと瀬戸内町役場から通達がありました。
◆町民説明会では、「町民に秘密裡に進めることはない」と明言した瀬戸内町ですが、現在、船会社のプレゼンは船会社の都合により非公開であると地元紙、南海日日新聞で役場担当者が語っています。
南海日日新聞:2019年2月5日
1社1団体がプレゼン 瀬戸内町クルーズ船検討協議会
※記事、一部抜粋
協議会後、事務局の眞地浩明町企画課長は「船社に『公開』を要望し続けたが、企業の機密性ということでそれ以上は踏み込めなかった。今後も可能な限り公開できるよう努力していきたい」と語った。
※全文はリンクよりお読みください。
http://www.nankainn.com/gvmnt-admin/%EF%BC%91%E7%A4%BE%EF%BC%91%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3-%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%BA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E5%8D%94
◆「町民の理解なくして国や県との交渉は進めない」と町民説明会で明言した瀬戸内町ですが、現在の協議会には一番最初から県及び国交省のクルーズ船誘致担当者が同席しています。
・瀬戸内町役場ホームページ
第3回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」における船社プレゼンテーションについて(募集)
https://www.town.setouchi.lg.jp/sanritsu/sensya_bosyu.html
瀬戸内町公式チャンネル YouTube
20181028 第1回クルーズ船寄港地に関する検討協議会
https://www.youtube.com/watch?v=zfpum8Pt7SY
20181201 第2回クルーズ船寄港地に関する検討協議会
https://www.youtube.com/watch?v=-0YCFnCvBo8
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 1
https://www.youtube.com/watch?v=q73kpXQMZF0
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 2
https://www.youtube.com/watch?v=NAeRlvi9dT4
20190202 第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会 3
https://www.youtube.com/watch?v=bUMCUd8DyIU
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奄美の自然を守る会
活動資金のため、ClubTにてオリジナルTシャツ、トートバッグ、タオル、タンブラーを販売しております。
ご支援をよろしくお願い申し上げます。
https://clubt.jp/product/522691.html
昨日、奄美の自然を守る会が大島支庁クラブで記者会見をいたしました。
2019年8月24日、鹿児島県の新聞、南日本新聞の誘致断念に関する記事です。
2019年8月24日、地元紙、南海日日新聞の誘致断念についての記事です。
2019年8月24日奄美新聞 1面と9面の大型クルーズ船寄港地誘致断念についての特集記事です。
奄美大島・瀬戸内町西古見大型クルーズ船寄港地誘致断念に関するニュースの8/23時点のまとめです。
先日の検討協議会の様子についての記事です。 クルーズ船寄港地検討協(2019年8月11日:奄美新聞)
2019年8月24日、鹿児島県の新聞、南日本新聞の誘致断念に関する記事です。
2019年8月24日、地元紙、南海日日新聞の誘致断念についての記事です。
2019年8月24日奄美新聞 1面と9面の大型クルーズ船寄港地誘致断念についての特集記事です。
奄美大島・瀬戸内町西古見大型クルーズ船寄港地誘致断念に関するニュースの8/23時点のまとめです。
先日の検討協議会の様子についての記事です。 クルーズ船寄港地検討協(2019年8月11日:奄美新聞)