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2018年05月16日

「奄美・沖縄」世界自然遺産登録延期に関するIUCNの詳細な調査報告書です。大型クルーズ船についても言及があります。

「奄美・沖縄」世界自然遺産登録延期に関するIUCNの詳細な調査報告書です。大型クルーズ船についても言及があります。


「奄美・沖縄」世界自然遺産登録延期に関するIUCNの詳細な調査報告書です。大型クルーズ船についても言及があります。

http://whc.unesco.org/en/sessions/42com/documents/

文書名:WHC/18/42.COM/INF.8B2  
IUCN Evaluations of nominations of natural and mixed properties to the World Heritage List

全文は以下のPDFデータよりお読みください。
http://whc.unesco.org/archive/2018/whc18-42com-inf8B2-en.pdf

「奄美・沖縄」についての調査結果はP37からです。

AMAMI-OSHIMA ISLAND, TOKUNOSHIMA ISLAND, THE NORTHERN PART OF OKINAWA ISLAND, AND IRIOMOTE ISLAND

「奄美・沖縄」世界自然遺産登録延期に関するIUCNの詳細な調査報告書です。大型クルーズ船についても言及があります。



P46

While the Kagoshima Prefecture has recently prepared a Master Plan for Sustainable Tourism on the Amami Island Group, no such recent plan seems to exist for Okinawa Prefecture. Supplementary information received from the State Party confirmed the launch of several tourism planning initiatives covering the remaining parts of the nominated areas including the development of a tourism planning concept for Iriomote and northern Okinawa, an overall concept for Yambaru Forest tourism promotion, the Iriomote Island ecotourism guidelines, and the Taketomi town ordinance for tour guides. Further, the State Party provided information on the current status of a proposal for a large cruise ship base on AmamiOshima, confirming that no specific site has been selected and no development plans are intended in the foreseen future.

※以下の日本語訳は、有志が作成したものです。

「鹿児島県は最近、奄美群島で持続可能な観光のためのマスタープランを作成したが、そのような最近の計画は沖縄県にとっては存在しないようだ。 締約国(日本国)からの補足的な情報は、指定された地域の残りの部分をカバーするいくつかの観光計画イニシアチブの立ち上げを確認した。ここでは、西表島と北部沖縄の観光計画コンセプトの開発、やんばるの森観光プロモーションの総合コンセプト、西表島エコツーリズム ガイドライン、ツアーガイドの為の竹富町条例 。また、締約国(日本国)が奄美大島の大型クルーズ船を対象とした提案の現状についての情報を提供し、具体的な敷地は選択されておらず、将来の開発計画もないことを言明した。」

この文書には、
「奄美大島において大型クルーズ船が寄港することは将来にわたってない、と日本政府が言明をしている」
との記載がございました。

ですが、現状、町は「大型クルーズ船寄港地誘致は国策である」と町民に説明している状態です。

5月26日(土)には与路島、請島で、
5月28日(月)、29日(火、.30日(水)には古仁屋にて、町政懇談会という名目の、
今回の大型クルーズ船寄港地誘致に関しての説明会が開催されます。

詳細なスケジュールはこちらです。
http://saveamami2018.amamin.jp/e693580.html

引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

◆現状、町長は「大型クルーズ船寄港地誘致を白紙撤回はしない」と言っている状態です。引き続き、ご協力をよろしくお願い致します。◆

▼現在、瀬戸内町は町政懇談会という名称で大型クルーズ船寄港地誘致に対しての説明を行っています。各集落のスケジュールはこちらです。
http://saveamami2018.amamin.jp/e693580.html
一人でも多くの方のご参加をよろしくお願い申し上げます。▼

▼なお、説明会に行かれる方は、暴行・脅迫・困惑行為、その他違法、不当な手段にあたる行為はけしてしないでください。

広報せとうち 2018年2月号
https://www.town.setouchi.lg.jp/.../201802setouchi.pdf
14ページより

瀬戸内町不当要求行為等対策条例の制定について
「暴行、脅迫、困惑行為その他の違法または不当な手段を用いて、役場または役場職員に対し、自己もしくは第三者が利益を得られるように働きかける行為、または行政の公正・中立性を阻害するように働きかける行為に対して、組織として毅然と対処するとともに、それらを未然に防止するための組織的な体制を整備し、もって公務の円滑かつ適正な執行を確保し、町民に信頼される公正公平な行政の実現を図ることを目的として制定されました」

瀬戸内町はこのように2月の時点で、条例を制定しています。暴行・脅迫・困惑行為、その他違法、不当な手段で解決することは何もありません。どうぞ、その旨、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

▼説明会前に、日本フェリー&クルーズ学会の前嶋了二さまが福岡での講演の際、この奄美大島・西古見地区の問題に触れた資料を読むことをおすすめします。

https://drive.google.com/file/d/1L77s-Uf488c4QVM8oXr3X-pdSwOnyHXU/view

世界の現状から、今回の件に関してまで、経済、環境、住民の生活全てにおいてのメリットとデメリットが述べられています。大変わかりやすく、今回の問題を知ることができる資料です。

◆現状、町長は「白紙撤回はしない」と言っている状態です。引き続き、ご協力をよろしくお願い致します。◆
-----------------------------------------------------------
奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
FAX:0997-72-1003
e-mail:saveamami@gmail.com

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◆Change.orgにて署名活動中◆



◆書面での署名の場合◆

書面の場合は、https://goo.gl/FxDdXBよりPDFをダウンロードして必要事項を記載の上、奄美の自然を守る会  代表:田原 敏也 〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6 までご郵送、もしくは手渡しして頂ければ幸いです。
署名は、このchangeか書面、どちらか1回でお願いいたします。

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