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2018年04月18日

先日の西古見集落を含んだ、大型クルーズ船寄港地誘致に関する町政懇談会の記事です。【2018年4月17日 奄美新聞】

【2018年4月17日 奄美新聞】
クルーズ船寄港地誘致に賛否

http://amamishimbun.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E5%AF%84%E6%B8%AF%E5%9C%B0%E8%AA%98%E8%87%B4%E3%81%AB%E8%B3%9B%E5%90%A6

「懸念内容一つ一つ確認」 説明に注力、方向性未定
瀬戸内町町政懇
 瀬戸内町は16日から町内各所で行う予定の町政懇談会を開始した。初日となった同日は管鈍集落公民館と、久慈集落公民館の2カ所で実施。同町西古見集落にクルーズ船寄港地を誘致する計画について、眞地浩明企画課長が登壇し、これまでの経緯や目的、現状などを説明。意見交換では賛否両論の意見が多く出た。これに対し町側は、「正確な情報を持ち合わせていないことが皆さんの不安や懸念の背景にある」、「この話の答えを出すためには検証をしなければいけない。国・県と話をさせていただきたい」などとした。

 同町は昨年12月、県に対し同町西古見地区へのクルーズ船寄港地誘致に伴う支援を求める要望書を提出。町民に説明のないままの提出が明らかになった後、計画への反対団体が立ち上げられるなどの混乱を招いた。鎌田愛人町長は3月の町議会で「説明と配慮が足りず、町民に迷惑をおかけしている」と陳謝し、計画を白紙に戻し、町民に対する説明会開催を約束していた。

 この日は管鈍集落公民館(西古見、管鈍、花天住民対象)と久慈集落公民館(久慈、古志住民対象)の2カ所、時間をずらして実施。対象集落外の住民、出身者なども多く参加した。最初に鎌田町長が、施政方針に掲げる主要施策を説明。その後、眞地課長がクルーズ船誘致について解説した。眞地課長は同町がクルーズ船寄港地誘致をきっかけに、▽廃校を利用した企業誘致▽大学や専門学校などと連携した古仁屋高校への「国際観光学科」の設立▽医療機関の開設▽宇検村との連携による西方地区全般の振興―なども視野に入れているとした。

 また、▽西古見の生活環境が守られるのか▽生業に関わる漁場が一つ失われる▽治安の悪化▽地元企業に経済効果はない―など、議会では答弁を控えていた懸念事項についても列挙し、「メリットだけで飛びつくようなことはしない。懸念されている内容を一つ一つ確認していきたい」とした。

 西古見住民を含む管鈍会場の意見交換では「出身者の意見も聞き、自然を守ってほしい」、「漂着物などを撤去し、早く進めてほしい」などの意見があった。また、「国との協議の場に上がるために条件などはあるのか。協議前に住民に知らせるのか」という質問に対しては「白紙に返ったという思いで、事実を町民に伝える段階にある。すぐ動くことや、秘密裏に動くつもりもない」とした。久慈の会場でも「伝染病や、養殖漁業への影響なども懸念される」などといった声が上がった。

 西古見集落の茂節子区長(73)は「昨年8月に西古見で説明したまま進んでいない。白紙に戻るということだったが、人口も減っているので、何とかしたいが、出身者じゃない人が反対している状態。もっといろいろ話を聞いて判断したい」と話した。

 また2会場での町政懇談会終了後、鎌田町長は「一部の集落などにしか説明できていなかったことは、配慮が足りなかったと反省している。説明会終了後、国と県の協議に上がった場合はメリット・デメリットを町民に説明し、その後のことは説明していく中で検討していたい」と語った。また眞地課長も「西方は危機的な状況にある。いろいろな混乱があるからやめるのではなく、真実を確認していく」とした。

 町は5月30日までに町内全校区、地区を対象にした同懇談会の開催を予定。また、懇談会終了後には資料や意見、提言をまとめたものを全戸配布する予定。説明に全力を注ぐとし、同懇談会終了後の大型クルーズ船寄港地誘致計画の方向性などはまだ定まっていないという。

▼現在、瀬戸内町は町政懇談会という名称で大型クルーズ船寄港地誘致に対しての説明を行っています。各集落のスケジュールはこちらです。

http://saveamami2018.amamin.jp/e693580.html

一人でも多くの方のご参加をよろしくお願い申し上げます。▼

▼なお、説明会に行かれる方は、暴行・脅迫・困惑行為、その他違法、不当な手段にあたる行為はけしてしないでください。

広報せとうち 2018年2月号
https://www.town.setouchi.lg.jp/.../201802setouchi.pdf

14ページより

瀬戸内町不当要求行為等対策条例の制定について

「暴行、脅迫、困惑行為その他の違法または不当な手段を用いて、役場または役場職員に対し、自己もしくは第三者が利益を得られるように働きかける行為、または行政の公正・中立性を阻害するように働きかける行為に対して、組織として毅然と対処するとともに、それらを未然に防止するための組織的な体制を整備し、もって公務の円滑かつ適正な執行を確保し、町民に信頼される公正公平な行政の実現を図ることを目的として制定されました」

瀬戸内町はこのように2月の時点で、条例を制定しています。暴行・脅迫・困惑行為、その他違法、不当な手段で解決することは何もありません。どうぞ、その旨、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

▼説明会前に、日本フェリー&クルーズ学会の前嶋了二さまが福岡での講演の際、この奄美大島・西古見地区の問題に触れた資料を読むことをおすすめします。

https://drive.google.com/file/d/1L77s-Uf488c4QVM8oXr3X-pdSwOnyHXU/view

世界の現状から、今回の件に関してまで、経済、環境、住民の生活全てにおいてのメリットとデメリットが述べられています。大変わかりやすく、今回の問題を知ることができる資料です。

◆町長は引き続き誘致を進めると言っている状態です。引き続き、ご協力をお願いできれば幸いです。◆
-----------------------------------------------------------
奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
FAX:0997-72-1003
e-mail:saveamami@gmail.com

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◆Change.orgにて署名活動中◆



◆書面での署名の場合◆

書面の場合は、https://goo.gl/FxDdXBよりPDFをダウンロードして必要事項を記載の上、奄美の自然を守る会  代表:田原 敏也 〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6 までご郵送、もしくは手渡しして頂ければ幸いです。
署名は、このchangeか書面、どちらか1回でお願いいたします。

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