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2018年03月17日

3月2日、鹿児島県議会での、向井たかまろ議員(県民連合・霧島市・姶良郡区)の議会内容書き起こしです。

※こちらは、会の活動趣旨に賛同された方が、議会の録画中継を見ながらの書き起こしたものです。
正式な議事録ではないので、ご参考までにご覧ください。詳細なやりとりは、下記の録画中継で確認ください。※



鹿児島県議会 録画中継 3月2日 一般質問 向井たかまろ議員
http://www.kagoshima-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1319

3月2日 午前10時55分~午前11時53分

向井たかまろ議員(県民連合・霧島市・姶良郡区)  質問内容一部抜粋

1 観光振興事業について知事・関係部長 (0:44:09~0:48:15)

② 国土交通省の「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査」にかかわって

・調査の時期と県の関わり

・事業の時期,財政規模,事業主体など

・瀬戸内町からの誘致に関する要望書の扱い

・1月15日の定例記者会見での知事の発言趣旨

向井(た)県議:昨年8月国土交通省から「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査」が公表され、その概要を見ると、「クルーズ500万人時代の到来に向けて、我が国の寄港地として魅力を向上させるためには、多様なクルーズ旅客のニーズに対応するための新たな寄港地の開発が必要」、となっています。クルーズの先進地であるカリブ海では、クルーズ船が島嶼部に寄港し現地などにおいて一日滞在型の寄港地観光が行われ、新たな雇用創出など地域活性化に貢献しています。

 我が国では、南西諸島の島々は山海の豊かな自然を有するのみならず、東アジアのクルーズ発着の中心地である中国本土に近接しているなど、大きなポテンシャルを有しており、地域の資源を活用した寄港地観光メニューを備えた寄港地としての開発可能性が極めて高いところであると認識しています。海外事例1ではドミニカ共和国のプエルト・プラタ港の整備費用95億円、海外事例2ではハイチ共和国の整備費用110億円などが掲載されています。

 奄美地域の寄港地候補地として、9カ所が示されていますが、いずれも現在大きな港がある場所ではなく、一から開発しなければならないところで自然遺産登録を待つ豊かな自然を有した景勝地で奄美の動物の生育地でもあります。

 その1つに6番目に池堂がありますが、奄美大島の南西端で瀬戸内町の西古見地区で30人を超える人口で、瀬戸内町の中心から1時間ほど、奄美大島の中心地名瀬までは2時間以上かかる地区です。瀬戸内町の経済団体や町当局は誘致に積極的な動きを見せていますが、漁業協同組合・観光協会では組合員・会員と執行部の間に意思疎通がなされていなかったり、要望書への署名を撤回するなどの混乱が生じています。地元の市民団体は西古見の自然を守るという趣旨の署名活動に動き出し全国的な取り組みに広がりつつあるようです。

 私も、自然遺産登録を目前に控えた奄美大島・徳之島の自然を保全するという重要性から賛成しがたいという思いで、どのくらいの規模が必要であるのか、本当に採算がとれる誘客が見込めるかなど疑問があります。


 先日、奄美市の方と話をしたところ、ほぼ同様のご意見でした。その方は、次のようにも話しておられます。「もし、思うように客が来ないときは、自衛隊の基地にすればよい」、と発言した有力者もいるというのです。

 そこで伺います、国土交通省の調査は、いつ・どのようにして行われたのか。

県はどのように関与しているのか。この膨大な案について、財源や予算規模・事業主体は示されているのか。町からの誘致についての県への要望書はどのように扱われているのか。1月25日の定例記者会見において、「奄美を世界に向けて発信する絶好のチャンス、県としても積極的に取り組みたい」という知事の発言がありましたが、その後の情勢の変化もある中で、今後に向けた考えを示してください。

西PR・観光戦略部長:瀬戸内町の大型クルーズ船寄港地計画についてですが、本県のみならず我が国全体におきましても、昨年は過去最高のクルーズ船の寄港を記録する中、奄美大島など本県が誇る自然豊かな離島も寄港地として注目されておりまして、国において奄美大島および徳之島をモデルケースとして候補地検討にあたって評価すべき事項の整理や候補地の評価や実現可能性について概略検討がなされ昨年8月に調査結果概要が公表され県も報告を受けたところです。

 なお、この調査におきまして財源や予算規模、事業主体については示されておりません。こうした中、瀬戸内町が大型クルーズ船の寄港地誘致方針を打ち出し、県に対して要望があったところであります。クルーズ船の寄港を誘致し多くの観光客を迎えることは地域産業の振興、若者の雇用創出など地域の活力を取り戻すため有効な取り組みと認識しております。

 もとより、奄美の美しい自然を保全することを前提としつつ、地域振興を図ることが重要であり、県としては地元の意向を踏まえながら、国や瀬戸内町と連携して対応して参ります。(0:53:40~0:55:18)

◆町長は引き続き誘致を進めると言っている状態です。引き続き、ご協力をお願いできれば幸いです。◆
-----------------------------------------------------------
奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
FAX:0997-72-1003
e-mail:saveamami@gmail.com

Blog:http://saveamami2018.amamin.jp/
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◆Change.orgにて署名活動中◆



◆書面での署名の場合◆

書面の場合は、https://goo.gl/FxDdXBよりPDFをダウンロードして必要事項を記載の上、奄美の自然を守る会  代表:田原 敏也 〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6 までご郵送、もしくは手渡しして頂ければ幸いです。
署名は、このchangeか書面、どちらか1回でお願いいたします。

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