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2019年08月28日

昨日、奄美の自然を守る会が大島支庁クラブで記者会見をいたしました。

昨日、奄美の自然を守る会が大島支庁クラブで記者会見をいたしました。
記者会見の様子を取り上げてくださった南海日日新聞の記事です。

瀬戸内町のクルーズ船誘致断念で自然守る会が提案(南海日日新聞:2019年8月28日)

瀬戸内町が同町西古見への大型クルーズ船寄港地の誘致を断念したことを受けて、計画に反対していた奄美の自然を守る会(田原敏也会長)は27日、官民一体となった「持続可能な観光」の推進など、世界自然遺産登録を目指す奄美の観光の在り方に関する提案を発表した。



 提案は▽島民、企業、行政、各種団体が一体となった啓蒙活動によって持続可能な観光に理解を深める▽奄美全体の観光と自然保全のバランスについての方向性の検討▽島発の持続可能な観光に基づく具体的な観光商品開発―の3項目。



 田原会長らは同日、奄美市名瀬の県大島支庁記者クラブで会見し、同町のクルーズ船誘致断念について「私たちの主張が受け入れられた。賢明な判断だ」と評価し、「これをきっかけに世界自然遺産の地にふさわしい観光について、奄美全体で方向性を考えるべき」と訴えた。



 大型クルーズ船寄港地の誘致を巡っては、国が2017年8月に公開した「島嶼(とうしょ)部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」を受けて町が検討を開始。18年10月に発足した町内各種団体の代表や有識者で構成する検討協議会が議論を重ね、今月10日に鎌田愛人町長に提言書を提出した。



 鎌田町長は23日、受け入れのための条件整備が困難であり、町内の合意形成が不十分だとして、誘致の断念を発表した。

※全文はリンクよりお読みください。

http://www.nankainn.com/local/%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%BA%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E8%AA%98%E8%87%B4%E6%96%AD%E5%BF%B5%E3%81%A7%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%AE%88%E3%82%8B%E4%BC%9A%E3%81%8C%E6%8F%90?fbclid=IwAR24F0_WTltcE_A_xG2VNl9wLmTJngDFXTNn6PgMilCM1_6YOAoSr-8CRGQ  


Posted by saveamami at 16:02新聞記事瀬戸内町Webサイト記事

2019年08月24日

WWFジャパンより今回の誘致断念に対しての歓迎声明が出されました。

WWFジャパンより今回の誘致断念に対しての歓迎声明が出されました。

https://www.wwf.or.jp/activities/statement/4069.html?fbclid=IwAR1REJIRmaWff9VNAEVySMh_5FAJo-DLI-hxkJjth4IBjbe9CJnrcmjeTAY

奄美大島瀬戸内町における客船就航地開発計画に対する瀬戸内町長からの誘致断念の決定に対する声明

2019年8月23日に鹿児島県大島郡瀬戸内町の鎌田愛人町長より、町内西古見「池堂」地区での客船就航計画誘致の撤回方針が発表された。

地域の関係者の声に真摯に向き合い、同町が発表したこの方針は、国際的にも貴重な自然環境を有する南西諸島の中でも、特に保全価値の高い地域に深刻な影響を生じ得る開発行為の見直しを表明するものであり、WWFジャパンはこれを大いに歓迎する。

瀬戸内町西古見「池堂」地区での大型客船の就航計画は、2018年10月から瀬戸内町内のさまざまな関係者を交えた「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」において、検討が続けられてきた。

2019年2月5日に開催されたその第3回会合では、ロイヤルカリビアンクルーズ社が就航候補として発表を行なった。これを受けWWFジャパンでは、2月15日に、保全を前提とした科学的評価がないまま、大規模な観光開発計画が進められる可能性が高いことへの懸念と共に、見直しを求める声明を発表。

さらに4月には、対象海域の緊急調査を実施し、この調査結果を基に、6月19日に再度、計画の見直しと地域の関係者が参加した持続型観光利用計画の構築を求める要望を、町及び国、県など関係諸機関に対し行なってきた。またWWFは瀬戸内町長と直接面会し要望を伝えるとともに、環境保全と持続可能な観光に協力することを申し出ている。

今回の誘致撤回とともに、瀬戸内町においては今後、町内に有する大島海峡やその周辺森林域及びそこに生息するアマミホシゾラフグやアマミノクロウサギを代表とした、生物多様性の豊かな自然を将来にわたり保全する施策に着手することが求められる。

またその実施にあたっては、住民や地域産業も参加した、広範な合意形成を図るしくみを整えることや、自然環境が地域の文化や社会の基盤と位置づけ、科学的根拠に基づく予防的原則を前提とした持続可能な観光客受け入れの態勢を確立することが、重要である。

瀬戸内町が今回、地域の方々のさまざまな意見をふまえ、地元が誇る豊かな海の保全を鑑みて選んだ決定は、生物多様性条約第10回締約国会議で世界の合意とされた愛知目標の3、9、12および、持続可能な開発目標の14、15にも貢献するものである。同町においては、持続可能な観光の実現に向けたスタートラインと捉え、南西諸島や国内の他地域に向けた、瀬戸内町によるこの持続可能な観光の先進モデル実現を期待するとともに、WWFジャパンでは今後も、この地域の保全活動との連携協力を進めていく方針である。

■本件に関するお問い合せ先:
WWF-ジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)
自然保護室 国内グループ  権田雅之 Tel: 03-3769-1713/Fax: 03-3769-1717

※全文はリンクをお読み下さい。
https://www.wwf.or.jp/activities/statement/4069.html?fbclid=IwAR1REJIRmaWff9VNAEVySMh_5FAJo-DLI-hxkJjth4IBjbe9CJnrcmjeTAY

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Posted by saveamami at 09:05Webサイト記事

2019年08月23日

奄美大島・瀬戸内町西古見大型クルーズ船寄港地誘致断念に関するニュースの8/23時点のまとめです。

MBC NEWS

大型クルーズ船誘致 瀬戸内町が計画断念[08/23 19:24]

https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2019082300037831&fbclid=IwAR15wBtPcMpW-yakbQUMiMNnpHLZl1G771wn0yNnFqVhwQWachxeK9sW-jU


NHK 鹿児島ニュースWEB

瀬戸内町がクルーズ船誘致を断念

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190823/5050007773.html?fbclid=IwAR0Vb2X_1nrCm7TqlXPA6wytCq-jDnGNtGRpGAnXvYvJAPvefqlKVLBVi68

KKB鹿児島放送

瀬戸内町 大型クルーズ船誘致断念

http://www.kkb.co.jp/news_move/jchan_move_detail.php?news_flg=2¶m1=20190823¶m2=210308¶m3=1

KTS鹿児島テレビ

瀬戸内町が大型クルーズ船の誘致を断念

https://kts-tv.net/news/1487/

日テレ NEWS24 鹿児島

瀬戸内町 大型クルーズ船誘致を「断念」

http://www.news24.jp/nnn/news16343734.html

大紀元 EPOCHTIMES

奄美、中国からの数千人大型クルーズ船誘致案 町長が断念を発表

https://www.epochtimes.jp/p/2019/08/46305.html?fbclid=IwAR2qXt8lVFKZjLSPNcCjIGdhNaPWf78a6Dl5Ii47rpMji1Ym6eAn9rllvn0

奄美新聞

クルーズ船寄港地誘致断念
http://amamishimbun.co.jp/2019/08/23/20061/


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奄美の自然を守る会

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Posted by saveamami at 22:54新聞記事Webサイト記事

2019年07月16日

地元紙、奄美新聞にて、「参院選@奄美③ 西古見クルーズ船寄港地誘致の今」と題してこの問題が取り上げられています。

奄美新聞にて、「参院選@奄美③ 西古見クルーズ船寄港地誘致の今」と題してこの問題が取り上げられています。

参院選@奄美③

西古見クルーズ船寄港地誘致の今

(奄美新聞 2019年7月14日)
 

http://amamishimbun.co.jp/2019/07/14/19325/

 奄美大島の最西端・西古見集落。この静かで小さな集落が「大型クルーズ船」という言葉と紐づけして連想されるようになって1年半以上が経った。町民主体の検討協議会も立ち上がり、事態は収束へ向かうかと思われたが、具体的な方針はいまだに出ていない。ユネスコの諮問機関・IUCN(国際自然保護連合)の世界自然遺産登録に関する現地調査がこの夏から秋にかけて予定されており、登録への影響も懸念される。環境保全と大型クルーズ船寄港地誘致という相反する計画が同時進行で進む状態について、順を追って振り返りたい。

 【経緯】

 事の発端は2017年7月に国土交通省が発表した「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」という資料。世界最大級のクルーズ船受け入れを想定した寄港地開発が可能な地点を評価するもので、奄美大島と徳之島の4市町村9候補地が「寄港適地」と評価された。発表を受け瀬戸内町は、18年1月に報道されるまで町民に明かさないままに、候補地とされた西古見地区への説明会や県への支援要望書提出などを行い、事態は混乱に陥った。

 昨年2月には町内4団体が連名で、クルーズ船寄港地誘致を求める要望書を出していたことについて漁協・観光協会が署名を撤回。同年3月の町議会定例会では鎌田愛人町長が陳謝し、4月以降の町政懇談会を約束した。

 町政懇談会の中での町民の要望を受け、町は同年10月に「クルーズ船寄港地誘致に関する検討協議会」を設置し、協議を重ねている。今年2月の第3回検討協では米大手クルーズ旅行会社「ロイヤル・カリビアン社」がプレゼンテーションを実施。内容に具体性はなかったものの、▽1社のみが町の公募に手を挙げたこと▽非公開であったこと―などが反対派の批判の的となった。

 この〝プレゼン問題〟の後、世界自然保護基金(WWF)ジャパン、日本自然保護協会などの島外の自然保護団体から反対署名、要望署が提出された。また町内でも寄港候補地の対岸にあたる加計呂麻島の住民過半数から計画の白紙撤回を求める署名が寄せられている。3月には第4回検討協があったが、委員全員が意見を述べるにとどまり、いまだ意見の総括には至っていない。

 【問題の所在】

 各機関・団体の要望書では懸念されるのは一挙に押し寄せる観光客への対応が不可能な点、地区内の環境破壊など多岐にわたる。自然保護団体や地元有志による反対団体「奄美の自然を守る会」は、「世界自然遺産登録への影響」についても指摘。同会は今月10日に要望書を提出し、IUCNに計画への懸念を共有した上での現地調査を求めた。

 同町担当者は、「世界自然遺産登録への影響は絶対にあってはならないこと」とし、「そぐわないならやめるべき」と断言しているが、協議がどう転ぶかは検討協に一任されており、議論の方向性が注目される。

 奄美の自然を守る会がIUCNに提出した要望書内で、同会は「環境省と国交省の政策の不一致」についても言及する。実際、今年3月にあった国土交通委員会で委員(国会議員)からの質問に対し、環境省担当者は国交省が発表した資料について、「国交省において検討されたものと承知しており、作成過程で当省は特段の協議等を受けていない」と答弁。環境省とは一切協議せず、国交省が同資料を発表したことが明かされている。

 国交省・環境省の連携不足については反対派のみならず、町も頭を抱える。計画の発端となった国交省は検討協にもオブザーバー参加し、委員らの質問に答えるなどするが、環境省からはこの事案に対する指摘はないという。要望書を提出してきた民間の自然団体に協力を仰ぐなどしているが、世界自然遺産登録への影響が懸念される中で環境省側の意見は必須ともいえるだろう。

        ◇  ◇   

 町担当者は「じっくりと議論しなければ、将来に禍根を残すことになる」とし、時間をかけた協議の必要性を説くが、世界自然遺産登録の可否についてはタイムリミットが刻一刻と近づく。他市町村の今後の開発計画のためにも環境省からの意見も求め、早急に地域の環境・住民生活に配慮した観光のあり方を見つけることが求められる。



※全文はリンクよりお読みください。

http://amamishimbun.co.jp/2019/07/14/19325/



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2019年06月24日

ハーバー・ビジネス・オンラインにてこの奄美大島・西古見大型クルーズ船寄港地誘致問題についての記事が掲載されました。

ハーバー・ビジネス・オンラインさまにて、この奄美大島・西古見大型クルーズ船寄港地誘致問題についての記事が掲載されました。


30人の集落に週5000人の観光客、住民の生活や環境が破壊される!? 奄美大島・大型クルーズ船寄港地開発(ハーバー・ビジネス・オンライン 2019年6月23日)

※全文はリンクよりお読みください。
https://hbol.jp/194989?cx_clicks_art_mdl=1_title

記事引用

〝東シナ海に浮かぶ奄美大島(鹿児島県)。「世界自然遺産登録」を目指しているこの島でも、大型観光が地域に与える負担の問題が浮上している。島の南西に位置する人口30人余りの限界集落・西古見が今、大型クルーズ船の寄港地開発で揺れているのだ。

 外資系クルーズ観光事業者ロイヤル・カリビアン社が22万トンの大型客船の寄港を画策し説明会を行うなどし、地元では困惑が広がっている。〟


※全文はリンクよりお読みください。
https://hbol.jp/194989?cx_clicks_art_mdl=1_title

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2019年06月20日

WWFジャパンが瀬戸内町にこの大型クルーズ船寄港地誘致計画の見直しを求める要望書を提出しました。

WWFジャパンが瀬戸内町にこの大型クルーズ船寄港地誘致計画の見直しを求める要望書を提出しました。


自然の保全価値強調 WWFジャパン、見直し求め要望書 クルーズ船寄港地計画誘致で

2019年6月20日(南海日日新聞)

 瀬戸内町が同町西古見・池堂地区への誘致を検討しているクルーズ船寄港地開発計画に関して、公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン、東京)の東梅貞義自然保護室長ら3人は19日、同町役場を訪れ、鎌田愛人町長に開発計画の見直しなどを求める要望書を提出した。同法人が4月に西古見で行った環境調査結果を踏まえ、同地域の自然の保全価値を強調。「地域の方も大事にしている自然が決して損なわれることがないよう、きちっと計画を吟味するべき」などと訴えた。

 WWFジャパンは2月にも同計画に反対する緊急声明を発表している。

 要望書では緊急声明の内容を踏まえ、改めて▽科学的評価に基づくキャリング・キャパシティー(環境容量)の設定▽開発に関する詳細な情報開示、検討過程の公表の徹底▽住民参加と合意形成を経た持続可能な観光等の利用計画の策定―の3項目を掲げた。

 東梅室長が「自然に手を付けること全てが反対だとは思っていない。地区の皆さんの気持ちに寄り添い、町の皆さんの期待に応えられるような観光を目指し、各地の事例を集めている。ぜひ情報提供したい」と述べると、鎌田町長は「前回の声明、調査結果、先ほど述べられたことも含めて重く受け止めている。地域の素晴らしいものを残すのはとても大事。検討協議会での議論の結果、WWFジャパンの調査内容も踏まえ、今後の在り方については判断したい。協力いただきたい」と応じた。

 WWFジャパンが行った環境調査、情報収集の結果によると、池堂地区の湾内では、80%以上の被度(海底面に占める生きたサンゴの割合)のサンゴ礁のほか、国が指定する希少種のオオナガレハナサンゴ、海底に幾何学的な円形の巣を作ることで知られるアマミホシゾラフグなどの生息が確認されたという。

 同内容の要望書は19日付で、国土交通省、環境省、県、奄美群島広域事務組合にも発送した。


※全文はリンクよりお読みください。

http://www.nankainn.com/gvmnt-admin/%e8%87%aa%e7%84%b6%e3%81%ae%e4%bf%9d%e5%85%a8%e4%be%a1%e5%80%a4%e5%bc%b7%e8%aa%bf%e3%80%80%ef%bd%97%ef%bd%97%ef%bd%86%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%91%e3%83%b3%e3%80%81%e8%a6%8b%e7%9b%b4%e3%81%97%e6%b1%82

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2019年04月18日

扶桑社によるwebメディア「ハーバー・ビジネス・オンライン」にて、この問題に関する記事が掲載されました。

ハーバー・ビジネス・オンラインにて、この問題に関する記事が掲載されました。


「奄美大島、世界遺産登録推進なのに大型クルーズ船寄港の計画。地元は「自然環境が破壊」と反対」


https://hbol.jp/190489


皆さま、ぜひご覧の上、この問題に興味のある方にご拡散いただければ幸いです。

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2019年04月06日

加計呂麻住民448人が署名 町に白紙撤回求め要望書提出 クルーズ船寄港地誘致(2019年4月6日:奄美新聞)

加計呂麻住民448人が署名(2019年4月6日:奄美新聞)

町に白紙撤回求め要望書提出
クルーズ船寄港地誘致

 瀬戸内町が検討するクルーズ船寄港地誘致に関して5日朝、同町加計呂麻島の住民約15人が同町役場を訪れ、鎌田愛人町長に宛てた「西古見集落池堂地区への『大型クルーズ船寄港地誘致』計画の白紙撤回の要望書」を提出した。禱昭哲西阿室集落区長(71)が同島住民448人の署名が入った要望書を提出し、「加計呂麻から見て西古見は目と鼻の先。熟慮し白紙撤回を希望する」と訴えた。

 同島諸鈍の観光ガイド・寺本薫子さん(64)が世話役を務める、「大型クルーズ船問題の加計呂麻学習会」の出席住民らを中心に、署名活動を展開。乗船客の同島流入などを懸念し、島民の約4割にあたる448人分の署名が17集落から寄せられた。

 町は昨年4月、クルーズ船寄港地誘致について、県に提出していた支援要請を取り下げ、同年10月に「同町クルーズ船寄港地検討協議会」を設置。今後の計画は協議会の提言に基づくとしている。

 一方で、寺本さんは今回の「白紙撤回」について、「鎌田町長が『西古見への大型クルーズ船誘致はしない』と断言することを指す」と解釈。古仁屋漁港などの現存施設を用いたクルーズ船寄港誘致などを求めている。

 要望書を受け取った眞地浩明企画課長は、「今のところ計画はなく、実態は白紙。思いはしっかりと受け止め、今後の考えの中に反映したい」と語った。住民から意見があった協議会の内容などのインターネット以外での公開については、「協議会終了後、提言などを公開する予定」とした。

※全文はリンクをお読みください。
http://amamishimbun.co.jp/2019/04/05/17366/

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Posted by saveamami at 10:18新聞記事瀬戸内町Webサイト記事

2019年04月06日

瀬戸内町に「白紙撤回」要望 加計呂麻島住民(南海日新聞:2019年4月6日)

瀬戸内町に「白紙撤回」要望 加計呂麻島住民(南海日新聞:2019年4月6日)

瀬戸内町が同町西古見・池堂地区への誘致を検討している大型クルーズ船寄港地開発計画について、大島海峡を挟んで対岸の加計呂麻島の住民有志は5日、町役場で眞地浩明企画課長と面会し、計画の白紙撤回を求める要望書を手渡した。

 同島西阿室集落の祷昭哲区長(71)は「大型船で訪れる観光客は、加計呂麻島にも足を伸ばすはず。(島への影響などを)熟慮してほしい」と求め、同計画の検討協議会事務局を担う眞地課長は「まだ誘致の判断はしていない。住民の声を反映させ、時間を掛けて検討していきたい」と応じた。

 要望書には加計呂麻島(30集落、1210人)の17集落から合計448人の署名が寄せられた。

 計画は、国土交通省が2017年8月、大型クルーズ船寄港地の開発候補地として、池堂地区など奄美群島内9カ所を挙げたことから始動。町は同年12月、県に支援を求める要望書を提出したが、地域住民らから反対の声が上がり、18年4月に取り下げた。

 同年10月には、最適なクルーズ船寄港地のあり方を検討する町民主体の協議会が発足。今年3月までに4度の会合を開いている。

※全文はリンクをお読みください。
http://www.nankainn.com/local/%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%BA%E3%81%AB%E3%80%8C%E7%99%BD%E7%B4%99%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%80%8D%E8%A6%81%E6%9C%9B-%E5%8A%A0%E8%A8%88%E5%91%82%E9%BA%BB%E5%B3%B6%E4%BD%8F%E6%B0%91

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2019年04月05日

船社に具体的説明要望相次ぐ 瀬戸内町(南海日日新聞:2019年4月2日)

船社に具体的説明要望相次ぐ 瀬戸内町(南海日日新聞:2019年4月2日) 

瀬戸内町のクルーズ船寄港地に関する検討協議会(委員長・宮廻甫允鹿児島大学名誉教授)の第4回会合が30日、町役場会議室であった。前回(2月)の会合で米国大手船社と地元団体がそれぞれ行った寄港地開発に関するプレゼンテーションを踏まえて、委員らが意見交換した。経済効果への期待や環境負荷への懸念など、計画に対する賛否の声が上がったほか、「具体的な話がなく住民は不安を感じている」など、船社による再度の説明会の要望も相次いだ。

 協議会は同町西古見への寄港地誘致を構想する町が設置。委員は町内各種団体の代表や学識経験者など19人。国が昨年8月に公開した「島嶼(とうしょ)部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」を踏まえて、寄港地の在り方を町長に提言する。

 前回の会合では、町の公募に応じた「ロイヤル・カリビアングループ」が寄港地開発について非公開で説明。「奄美の自然を考える会」(田原敏也代表)は持続可能な観光の推進などを提案した。

 会合では出席した委員全員が考えを述べた。大型クルーズ船の寄港に賛成の立場から、「人口減少に歯止めがかかる。インフラ整備によって経済効果が出る」「何も対策をしなければ集落は消滅すると危機感を持っている」などの意見が出た。

 計画に反対する立場からは「手つかずの自然が壊れる」「穏やかな暮らしが失われる」「治安が悪化する」との声が上がった。

 寄港地開発によるメリット、デメリットに関する調査を求める意見もあった。学識経験者から「専門家が具体的な数字をシミュレーションする機関をつくり、分析、調査を行うべき」と提言があった。

 事務局の眞地浩明町企画課長は「委員全員の意見を聞いたのは初めて。それぞれの発言を尊重しながら整理して方向性を見いだしたい」と述べた。

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奄美の自然を守る会