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2019年09月24日

2019年4月11日~2019年8月の誘致断念までの奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯と流れ

※2019年8月23日に「奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題」は、町長の「誘致断念」という発表により収束いたしました。以下は、今までの経緯と流れです。

2019年4月11日~2019年8月までの奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯と流れです。

2018年2月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。
http://saveamami2018.amamin.jp/e686570.html

2018年8月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。
http://saveamami2018.amamin.jp/e705646.html

2018年12月10日の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。http://saveamami2018.amamin.jp/e718335.html

2019年4月10日の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。
https://saveamami2018.amamin.jp/c22141.html


2019年4月18日、扶桑社によるwebマガジン「ハーバー・ビジネス・オンライン」にてこの問題について取り上げられた記事が掲載されました。

「奄美大島、世界遺産登録推進なのに大型クルーズ船寄港の計画。地元は「自然環境が破壊」と反対」
https://hbol.jp/190489

2019年4月19日、東洋文化研究家のアレックス・カー氏、ジャーナリスト清野由美氏の著作『観光亡国論』に「奄美大島・西古見地区大型クルーズ船寄港地誘致問題」が取り上げられました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-04-19.html

2019年4月24日、ジャーナリスト 堀 潤氏がWWFジャパンとともに奄美大島・西古見の海に潜った時のYouTubeが公開されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-04-24.html

2019年4月25日、瀬戸内町の戦跡についての記事が毎日新聞に掲載されました。メイン写真は西古見の戦跡です。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-04-25.html

2019年5月11日、加計呂麻島有志がこの西古見地区・クルーズ船寄港地誘致の白紙撤回を求める要望書を提出いたしました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-05.html

2019年5月22日、第198国会、参議院決済委員会にて参議院議員川田龍平氏がこの大型クルーズ船寄港地誘致問題についての質問をいたしました。

https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-16.html

2019年6月5日、任期満了に伴う瀬戸内町町長選挙は、現職の鎌田町長が無投票で再選となりました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-12.html

2019年6月6日、南海日日新聞に瀬戸内町長、鎌田愛人氏の再選についてのインタビューが掲載。大型クルーズ船についての言及もされています。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-13.html

2019年6月19日、WWFジャパンによる「鹿児島県瀬戸内町西古見周辺海域の重要性と、大型クルーズ客船の寄港地 開発見直し、及び住民参加型の保全観光利用計画づくりに関する要望」が国土交通大臣、環境大臣、鹿児島県知事、瀬戸内町長、奄美群島広域事務組合事務局長に提出されました。

https://www.wwf.or.jp/activities/statement/3996.html

WWFジャパンによる要望書提出についての記事です。

奄美大島瀬戸内町のサンゴ礁保全を要望 大型客船による観光開発https://www.wwf.or.jp/activities/activity/3997.html

WWF及び鹿児島大学による西古見の海の調査結果

WWF 及び鹿児島大学の環境調査結果を踏まえたWWF の考察に基づく環境保全上の留意点https://www.wwf.or.jp/activities/data/domestic1.pdf

2019年6月20日、南海日日新聞にて、WWFジャパンの要望書提出についての記事が掲載される。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-20.html


2019年6月30日、Webメディア「ハーバー・ビジネス・オンライン」にて、
「30人の集落に週5000人の観光客、住民の生活や環境が破壊される!? 奄美大島・大型クルーズ船寄港地開発」と題した記事が掲載されました。https://hbol.jp/194989?cx_clicks_art_mdl=1_title


2019年6月26日、瀬戸内町議会一般質問が行われ、町議から大型クルーズ船寄港地誘致問題についての質問がされました。

https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-29.html

議会中継アーカイブはこちらです。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-07-05.html

2019年6月27日、南海日日新聞にて瀬戸内町議会一般質問の大型クルーズ船についての質疑の町長の答弁が掲載されました。

https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-06-28.html

2019年7月10日、奄美の自然を守る会より、世界自然遺産候補地の現地調査を担当する国際自然保護連合(IUCN)に要望書を提出いたしました。
要望書の抄訳はこちらです。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-07-17.html

2019年7月12日、IUCNへの要望書提出についての記事が、南海日日新聞にて掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-07-12.html

2019年7月14日、奄美新聞にて、「参院選@奄美③ 西古見クルーズ船寄港地誘致の今」と題してこの問題が取り上げられました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-07-16.html

2019年8月10日、第5回クルーズ船寄港地に関する検討協議会が8月10日に開催されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-08-02.html

協議会で提出された提言書の内容はこちらです。
https://saveamami2018.amamin.jp/e743983.html

2019年8月11日、奄美新聞にて「クルーズ船寄港地検討協」と題し、8月10日の検討協議会についての記事が掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-08-13.html


2019年8月23日、瀬戸内町より緊急記者発表が行われ、大型クルーズ船寄港地誘致の断念が報告されました。

瀬戸内町公式チャンネルによる記者会見の様子はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=zV9eDK9GPsQ

2019年8月23日、MBC NEWS、NHK 鹿児島ニュース、KKB鹿児島放送、KTS鹿児島テレビ、日テレ NEWS24、大紀元 EPOCHTIMES、奄美新聞などのメディアの「誘致断念」の速報ニュースのまとめです。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-08-23.html

2019年8月23日、WWFジャパンより今回の誘致断念に対しての歓迎声明が出されました。
https://www.wwf.or.jp/activities/statement/4069.html?fbclid=IwAR1REJIRmaWff9VNAEVySMh_5FAJo-DLI-hxkJjth4IBjbe9CJnrcmjeTAY

2019年8月23日、日本自然保護協会より誘致断念に対しての歓迎声明が出されました。
https://www.nacsj.or.jp/archive/2019/08/10278/?fbclid=IwAR2T8vSTDwNtAtIaZ5dvRC_dJk0UY7FrKCDzNSiHemzZOXwLPKvzstdDf-A


2019年8月24日、南日本新聞にて誘致断念に関する記事が掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/d2019-08-24.html

2019年8月24日、奄美新聞にて誘致断念に関する記事が掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/e741327.html

2019年8月24日、南海日日新聞にて誘致断念に関する記事が掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/e741330.html

2019年8月27日、奄美の自然を守る会が誘致断念を受けて記者会見をいたしました。
記者会見で発表した奄美の自然を守る会からの西古見大型クルーズ船寄港地誘致断念の報を受けて三つの提案はこちらです。

https://saveamami2018.amamin.jp/e741755.html

2019年8月28日、南海日日新聞にて奄美の自然を守る会の記者会見の様子が掲載されました。
https://saveamami2018.amamin.jp/e741668.html
者会見の様子が掲載されました。

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※2019年8月23日に「奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題」は、町長の「誘致断念」という発表により収束いたしました。※

奄美の自然を守る会

https://www.saveamami2018.com/  


Posted by saveamami at 23:17この問題の経緯と流れ

2019年04月11日

2018年12月11日~2019年4月10日時点の奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯と流れ。

2018年2月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e686570.html

2018年8月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e705646.html

2018年12月10日の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。
http://saveamami2018.amamin.jp/e718335.html


・2018年12月12日、瀬戸内町町議会にて安和弘議員の一般質問にて「大型クルーズ船寄港地誘致問題」が取り上げられました。

安 和弘 議員

1.クル-ズ船寄港地に関する検討協議会のあり方について【町長】
(1)委員の選任の方法についておたずね致します。

(2)この協議会の表題は「20万t級の大型クル-ズ船を西古見へ」と理解してよ
ろしいでしょうか。

(3)どこの国の何という会社でしょうか。

 (4)以前,龍郷町に寄港計画して断念した会社なのか。それとも全く別の会社なの
か。お尋ねします。

 (5)協議会の中で,「身の丈に合ったクル-ズ船を」との意見もあったと聞きます。
当局は,どう思いますか。

(6)H.29,H.30年の名瀬港へのクル-ズ船寄港の実績,何t級で,何回で,
上陸延べ人数は。

(7)委員の見直しなど考えられないか。裾野を広げて人数を増やすとか。
    賛否同数にするとか。如何でしょうか。

議会配信のURLはこちらです。

http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=2&schedule_id=2&playlist_id=2&speaker_id=9&target_year=2018


・2018年12月13日、瀬戸内町町議会にて安和弘議員の一般質問にて「大型クルーズ船寄港地誘致問題」が取り上げられました。

通告4 質問者:渡島 芳臣 議員

1.クル-ズ船誘致計画について【町長】
 (1)クル-ズ船寄港計画について,検討協議会を設置して進めていますが,具体的
な説明がなく,方向性が全く分からない,内容を提示しなければ協議にならない,
どの様なクル-ズ船を誘致したいのか示すべきです。今後の協議計画及び最終決
定は何時頃を見込んでいるのか伺います。

 (2)町民の反対意見が多くても,検討協議会で答申が出た結果により進めて行く考
えなのかお尋ねします。

議会配信のURLはこちらです。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=2&schedule_id=3&playlist_id=1&speaker_id=6&target_year=2018

・2018年12月7日、大型クルーズ船寄港地誘致を予定している瀬戸内町・西古見で新たな戦跡が発見される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e720960.html

・2019年1月2日、南海日日新聞にて、西古見出身の金子万寿夫議員の新春インタビューでこの「大型クルーズ船寄港地誘致問題」についての質問がされる。

―瀬戸内町のクルーズ船誘致計画についての考えは。

 「住民主体の協議会が立ち上がったと把握している。計画地の西古見は私の古里でもあり、住民の日常生活に悪影響を与えないということが受け入れの大前提だ。また10年後、20年後に受け入れて良かったと言えるのかどうか、長期的な視点も欠かしてはならない」

※全文はリンクよりお読みください。
http://www.nankainn.com/gvmnt-admin/%E9%87%91%E5%AD%90%E4%B8%87%E5%AF%BF%E5%A4%AB%E8%A1%86%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%AB%E8%81%9E%E3%81%8F%E3%80%80%E3%80%8C%E5%A5%84%E7%BE%8E%E3%81%AB%E6%B4%BB%E5%8A%9B%E5%8F%96%E3%82%8A%E6%88%BB


・2019年1月9日、昨年12月2日、瀬戸内町町長が東京にて、東京奄美会のメンバーであり、この大型クルーズ船に反対する瀬戸内町出身の有志に対して配布した資料を公開。

資料には、
③ 国家プロジェクト「大型クルーズ船寄港地」住民主体の協議会による、あり方を検討
と記載されていた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e721061.html

・2019年1月11日、第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会の日時が2019年2月2日に決定したことが委員に通達される。
http://saveamami2018.amamin.jp/e721480.html

・2019年1月19日、金子万寿夫議員国政懇談会が古仁屋きゅら島交流館で行われる。
この「大型クルーズ船寄港地誘致問題」についても発言あり。
http://saveamami2018.amamin.jp/e723003.html

・2019年1月30日、第3回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」における船社プレゼンを行う会社がロイヤルカリビアングループに決定したことが協議会委員に通達される。
http://saveamami2018.amamin.jp/e723226.html

・2019年2月2日、日本政府が奄美・沖縄の世界遺産推薦書を提出する。
http://saveamami2018.amamin.jp/e723290.html

・2019年2月2日、「第3回クルーズ船寄港地に関する検討協議会」がロイヤルカリビアン社のプレゼンテーションがマスコミをシャットアウト、録音・録画も禁止された非公開の状態で行われる。

ロイヤルカリビアン社のプレゼンテーションを除いた協議会の様子はこちらです。





・2019年2月4日、朝日新聞デジタルにて大型クルーズ船寄港地誘致問題が「観光公害」問題として掲載。

https://www.asahi.com/articles/ASLDF0R13LDDPLFA014.html

・2019年2月6日、瀬戸内町役場ホームページにて、ロイヤルカリビアン社のプレゼンテーションのPDF資料のみが公開される。

https://www.town.setouchi.lg.jp/sanritsu/cruisesiryou.html

・2019年2月8日、大紀元/The Epoch Times にて、この「大型クルーズ船寄港地誘致問題についての記事が掲載。

「奄美大島、大型クルーズ船寄港で日本初「独占チャイナリゾート計画」浮上 町民は怒りと不信」

https://www.epochtimes.jp/2019/02/40086.html

・2019年2月15日、WWFジャパンよりこの大型クルーズ船寄港地誘致問題について「強く異議を表明する」という内容の緊急声明が発表。

https://www.wwf.or.jp/activities/statement/3875.html

・2018年2月18日、南海日日新聞社説「記者の目」にて、協議会のあり方及びこの問題についての記事が掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e725767.html

・2019年2月21日、南海日日新聞にて奄美せとうち観光協会で、クルーズ船寄港地開発計画などについて協議する「瀬戸内町の観光のあり方検討委員会」を協会内に新設すると言う内容の記事が掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e725775.html

・2019年3月8日、瀬戸内町議会にて安 和弘議員、渡島芳臣議員が「大型クルーズ船寄港地誘致」について質問を行う。

通告1 質問者:安 和弘 議員

1.町長の政治理念について【町長】
町長の最重点施策は何でしょうか。
2.クル-ズ船誘致について【町長】
(1)船籍,船会社について(会社名)
(2)t数,乗客数について
(3)接岸するのか。するとしたら桟橋は・・・?
(4)寄港地観光と,滞在型のちがい。
(5)上陸した乗客の行動範囲は・・・?
(6)古仁屋市街地商店街との連携は?
(7)薩川湾,瀬戸崎,西古見の三ヶ所の候補地から,西古見に決めた理由は何でしょうか。
(8)3回目の協議会が2月に終わりましたが,今後の見通しを伺います。

議会中継はこちらです。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=3&schedule_id=4&playlist_id=1&speaker_id=9&target_year=2019

通告2 質問者:渡島 芳臣 議員

1.クル-ズ船誘致計画について【町長】

(1)クル-ズ船寄港計画について,第3回検討協議会の中で公募予定の企業側のプレゼンテ-ションは非公開で進められたと報道されましたが事実か。
これまで町民説明会で,町民に秘密裏に進める事はない,町民の理解なく国,県との交渉は進めないと答弁していましたが,企業側の説明がなければ町民は理解できない訳で内容を公開する事は出来ないものか伺います。

(2)第3回協議会の中で,委員長は,この会議でクル-ズ船誘致をやるやらないかを決めようとは考えていない。クル-ズ船を取り巻く環境に問題があるのか,客観的に整理して取りまとめたい,今後の協議内容については,検討させてもらいたい,と述べています。この協議会は期限がありますが,今後の進め方をお尋ねします。

(3)大型クル-ズ船寄港地開発に関して,公益財団法人世界自然保護基金ジャパンは2月15日,計画に反対する緊急声明を発表しました。予定地の保全価値の高さを掲げるとともに,奄美・沖縄の世界自然遺産登録に逆行するなどと指摘。
同日,国土交通大臣,鹿児島県知事,瀬戸内町長,クル-ズ船を運航予定の船会社宛に声明文を郵送とメ-ルで提出したと報道されました。権威ある公益財団からの反対声明でありますが,本町としてどの様に受け止めているのか,今後も推進していけるのか伺います。

議会中継はこちらです。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=3&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=6&target_year=2019

通告3 質問者:中村 義隆 議員

1.新聞を読んで【町長】

(1)クル-ズ船について
瀬戸内町クル-ズ船寄港地検討協議会が町民を主体として設置され,町民にわかりやすく全公開するということでしたが,3回協議会では米国大手船会社(ロイヤル・カリビアングル-プ)は説明活動を非公開としたようですが,その内容を伺います。

・議会中継はこちらです。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=3&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=7&target_year=2019

2019年3月11日、瀬戸内町議会にて元井 直志議員が「大型クルーズ船寄港地誘致」に関連する質問を行う。

通告5 質問者:元井 直志 議員

3.外国人観光客の誘致について【町長】
○クル-ズ船の誘致ということで,現在協議会等で協議中ですが,観光客がどんどん来てもらいたいと思う気持ちは誰にもあると考えます。日本人だけの観光では,この先保たないと思うので,外国人にもどんどん来てもらう必要があります。町長はどのようにお考えですか。

議会中継はこちらです。
http://smart.discussvision.net/smart/tenant/setouchi/WebView/rd/speech.html?council_id=3&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=8&target_year=2019

・2019年3月6日、大型クルーズ船寄港地開発計画について、住民主体の「第1回加計呂麻学習会」が西阿室集落公民館で開催される。
その様子が2019年3月10日南海日日新聞にて掲載。

クルーズ船誘致計画で加計呂麻島住民が学習会 瀬戸内町

http://www.nankainn.com/local/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E8%AA%98%E8%87%B4%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%81%A7%E5%8A%A0%E8%A8%88%E5%91%82%E9%BA%BB%E5%B3%B6%E4%BD%8F%E6%B0%91%E3%81%8C%E5%AD%A6%E7%BF%92%E4%BC%9A%e3%80%80

・2019年3月7日、瀬戸内町長選、6月4日告示、9日投開票の日程決まる。

・2019年3月7日、瀬戸内町役場ホームページにて2019年度の施政方針が発表される。

西古見地区へのクルーズ船寄港地開発について、昨年10月に設置した町民主体の「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」にて議論が交わされており、協議会から「本町に最適なクルーズ船寄港地のあり方」が提言されるよう、引き続き国・県と一体となって協議会の運営に努めてまいります。

という記載。

http://www.town.setouchi.lg.jp/cho/chosei/gaiyo/siseihousin.html

・2019年3月13日、第198回国会:国土交通委員会にて宮本岳志衆議院議員が、この「大型クルーズ船寄港地誘致問題」についての質問を環境省、国交省に述べる。

会議録はこちら。

第198回国会 国土交通委員会 第3号(平成31年3月13日(水曜日))
http://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku%20/009919820190313003.htm


・2019年3月15日、第4回クルーズ船寄港地に関する検討協議会の日程が協議会委員に通達される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e727261.html


・2019年3月27日、公益財団法人日本自然保護協会から「大型クルーズ船寄港地開発について受け入れの再考を求める」要望書が提出される。

https://www.nacsj.or.jp/archive/2019/03/9730/

・2019年3月30日「第4回クルーズ船寄港地に関する検討協議会が開催される。


・2019年4月2日、南海日日新聞にて「船社に具体的説明要望相次ぐ 瀬戸内町」として「具体的な話がなく住民は不安を感じている」など、船社による再度の説明会の要望も相次いだ。」などの内容の記事が掲載される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e728783.html

・2019年4月6日、加計呂麻島島民448人がこの「大型クルーズ船寄港地誘致」の白紙撤回を求める署名を提出した記事が奄美新聞、南海日日新聞にて掲載される。

「加計呂麻住民448人が署名 町に白紙撤回求め要望書提出 クルーズ船寄港地誘致」 奄美新聞
http://amamishimbun.co.jp/2019/04/05/17366/

「瀬戸内町に「白紙撤回」要望 加計呂麻島住民」 南海日日新聞
http://www.nankainn.com/local/%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%BA%E3%81%AB%E3%80%8C%E7%99%BD%E7%B4%99%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%80%8D%E8%A6%81%E6%9C%9B-%E5%8A%A0%E8%A8%88%E5%91%82%E9%BA%BB%E5%B3%B6%E4%BD%8F%E6%B0%91

・2019年4月10日、「奄美の自然を守る会」ホームページオープン。

https://www.saveamami2018.com/


以上が、2019年4月10日までの経緯になります。

2017年の国土交通省の「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」から2019年現在まで続くこの「奄美大島・瀬戸内町西古見地区の大型クルーズ船寄港地誘致問題」についての経緯は、奄美の自然を守る会ホームページがまとまっております。

ぜひとも皆さま、ご覧になっていただければ幸いです。

最新情報は、Facebook、Blog、Twitterで随時発信してまいります。
皆さま引き続きよろしくお願い申し上げます。


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Posted by saveamami at 22:23この問題の経緯と流れ

2019年04月10日

奄美の自然を守る会ホームページを作成いたしました。

奄美の自然を守る会ホームページを作成いたしました。
この「奄美大島・瀬戸内町西古見地区の大型クルーズ船寄港地誘致問題」の発端や経緯、資料などがまとまっております。

この問題に関心のある方にご拡散いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

https://www.saveamami2018.com/  


Posted by saveamami at 12:59この問題の経緯と流れ

2018年12月11日

2018年8~12月10日時点の奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯と流れ。

2018年2月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e686570.html

2018年8月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e705646.html

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以下が、2018年8月~12月の経緯と流れです。

2018年8月3日

「大型クルーズ船誘致に基本的には賛成」と発言していた瀬戸内町・西古見集落出身の金子万寿夫衆院議員が
「観光振興を重視した世界自然遺産登録ではなく、保全と利用の両立に向けた政策を考える」奄美の宝を次世代に繋ぐ会を発足。


http://saveamami2018.amamin.jp/e705831.html


2018年8月27日

大型クルーズ船寄港地誘致と「自然環境の保全保護意識と高めることを目的とした」、「奄美の宝」を次世代に繋ぐ議員の会発足についての、瀬戸内町民の投書記事が南海日日新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708626.html


2018年08月28日

「奄美の自然を守る会」より瀬戸内町に「大型クルーズ船寄港地誘致に関して」公開質問状を提出。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708627.html

2018年8月29日
公開質問状提出の記事が南海日日新聞に掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708631.html

2018年8月29日
公開質問状提出の記事が南日本新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e708723.html

2018年8月31日
南海日日新聞にて、奄美・沖縄は2018年9月末で世界自然遺産再登録の暫定版の推薦書を出すスケジュールであると報じられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/d2018-09_2.html

2018年9月4日~14日
瀬戸内町議会9月定例会が開催

http://saveamami2018.amamin.jp/e708634.html

複数の議員が大型クルーズ船寄港地誘致について質問をしました。

渡島芳臣議員の質問と町の答弁
http://saveamami2018.amamin.jp/e711302.html

元井直志議員の質問と町の答弁
http://saveamami2018.amamin.jp/e711299.html


2018年9月3日~25日
奄美市議会9月定例会が開催

http://saveamami2018.amamin.jp/e708643.html

世界自然遺産についてと大型クルーズ船について複数の議員が質問をしました。

2018年9月7日
南海日日新聞にて、現瀬戸内町長である鎌田愛人町長が2019年6月の町長選挙に出馬を表明した記事が掲載される。

答弁では、3年前の選挙で掲げた瀬戸内創生マニフェストが達成途中であるとし、「チームせとうちのトップリーダーとして、瀬戸内創生マニフェスト、次期長期振興計画を着実に実行することが私の責務であり使命」と強調。より強固なチームづくりのため▽職員の資質向上▽強固な財政▽情報発信の強化―を具体策に挙げた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709600.html

2018年9月7日
奄美新聞にて、現瀬戸内町長である鎌田愛人町長が2019年6月の町長選挙に出馬を表明した記事が掲載される。

「町民すべてが心をひとつにし、対決をなくし、町長・議員が町民から信頼されることが、より強固なチームせとうちを作ることになる」と述べた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709599.html

2018年9月7日
奄美新聞にて、町長の大型クルーズ船寄港地誘致についての意見が掲載。

町が検討するクルーズ船寄港地誘致問題について、鎌田町長は「挑戦していく信念に変わりはない」と強調。議員からの「町政懇談会で説明したが、住民は納得していない。再度説明会を行うのか」という質問に対しては、「現在は町民主体の協議会立ち上げを準備中。再度説明会を開くことは予定していない」と答えた。

http://saveamami2018.amamin.jp/e709597.html

2018年9月7日
南海日日新聞にて、町長の大型クルーズ船寄港地誘致についての意見が掲載。

町が検討している西古見への大型クルーズ船寄港地誘致計画について、鎌田愛人町長は「人口減少の危機をチャンスに変え、未来につないでいくために、勇気をもって新たな取り組みに挑戦していく信念に変わりはない。誘致の方向性については、今後設立する町民主体の協議会で議論を重ね、町民理解が得られる方向性を導き出す考え」と述べた。

2018年9月10日
国土交通省による「官民連携によるクルーズ拠点形成検討委員会」の第三次募集が計画されていることがわかる。
http://saveamami2018.amamin.jp/e709647.html

2018年9月13日
南海日日新聞にて奄美・沖縄世界自然遺産科学委員会の方針が発表される。

環境省は年内に修正案をまとめて同委員会に諮り、来年2月に正式な推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出するとしている。

http://saveamami2018.amamin.jp/e710738.html


2018年9月25日
産経新聞・九州総局長、佐々木類氏の著作で「大型クルーズ船寄港地誘致問題」が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e718124.html

2018年10月1日
「奄美の自然を守る会」が提出した公開質問状の瀬戸内町側の回答が公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e712661.html

瀬戸内町は、

IUCNの延期勧告の記載である

(締約国(訳注:日本)は、奄美大島に大型クルーズ船基地を作る計画の現況を報告し、
どこの特定の場所も選定されていな いし、予測できる未来においていかなる開発計画も企画されていないと言明した。)」

また政府の見解、

「(政府は)奄美大島におけるクルーズ船の寄港地の開発に関する具体的な計画は承知しておらず」

については回答で触れず、


・「大型クルーズ船の誘致を行うと、世界遺産の登録の要件を満たさなくなる」については、見解の違いがあるものと考えられます。


と解答したが、その見解の相違の内容については、全く記載をせず、


・「西古見への大型クルーズの誘致計画を撤回していないが、今後も引き続 きこのような立場を維持するものとみなしてよいか。」についてもそのとおりです。


・本町は、世界自然遺産への登録に向けて、国・県、関係自治体と連携して参ります。

と答えた。

2018年10月5日

町政懇談会で瀬戸内町側が約束していた「町民主体の協議会」、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」の開催が10月28日であるという通知が届く。

http://saveamami2018.amamin.jp/e713255.html


2018年10月11日
4月16日から5月30日にかけて瀬戸内町の各集落で行われた町政懇談会の大型クルーズ船寄港地誘致についての町民の意見をまとめたA4サイズ1枚の用紙が町内にて配布される。

1 過程

・町民が主体となった協議会の立ち上げをどのような形で進めていくのか。
・国策だけを頼りにするのではなく、住民参加で物事を進めていくべき。
・住民投票などで町民の意見を集約すべきであろう。
・国策なので内容がわからないでは、住民への説明にならない。
・クルーズ船誘致について公聴会の開催を希望します。
・今後進めていく為には、どういう形やどういう手順を踏んで進めていこうと考えているのか。

2 許容範囲
・1回の寄港で約4,000人の観光客は、キャパを超えているのではないか。
・22万トン級のクルーズ船は瀬戸内町が対応できる範囲を大きく超えている。

等の意見が掲載される。

全文はリンクにて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e712652.html

2018年10月22日
「奄美の自然を守る会」が「町の回答が不誠実」とし、公開質問状を再度提出。
その様子が奄美新聞にて取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e713959.html

2018年10月28日
瀬戸内町役場4Fにて「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が開催される。



https://www.youtube.com/watch?v=zfpum8Pt7SY

2018年10月28日
奄美新聞にて「クルーズ船誘致検討協議会」の様子が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/d2018-10.html

2018年10月29日

南日本新聞にて「クルーズ船誘致検討協議会」の様子が取り上げられる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714532.html

2018年11月1日
「奄美の自然を守る会」が提出した再質問状の瀬戸内町の回答が公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714770.html

2.
(初回質問趣旨と回答への見解)
日本政府が自ら大型クルーズ船誘致計画が存在しないと言明しているの
にかかわらず、なぜ瀬戸内町は国策であると強弁し大型クルーズ船誘致に固
執するのか質問しています。瀬戸内町は質問の論旨を全く無視して、論拠を
示さないまま「(従来の立場)を維持する」とだけ答えています。

(再質問)
大型クルーズ船の誘致が、引き続き国策であるといえる論拠はなにか。

2018/11/1 瀬戸内町 回答

2 の再質問の「大型クルーズ船の誘致が、引き続き国策であるといえる
論拠はなにか。」については、国が 2020 年に訪日クルーズ旅客 5 0 0 万人達
成を目標に実施した調査において、西古見地区が候補地の 1 つとして選定
されていること、更には平成 3 0 年 1 0 月 2 8 日に開催した「クルーズ船
寄港地に関する検討協議会」において、国土交通省が「調査結果を受けて瀬
戸内町より関心が示されたことを踏まえ、町・県・国が三者連携して取り組
んでいきたい。」と示していることから国策として理解しております。


2018/10/22 奄美の自然を守る会 質問
3.
(初回質問趣旨と回答への見解)
IUCN は、世界自然遺産として登録されるためには観光コントロールのた
めの施策が必要であることを指摘していることから、この施策に対する瀬戸
内町の具体的な考え方を質問しています。瀬戸内町は観光のコントロールの
必要性は認めるにもかかわらず、自らの進める大型クルーズ船の誘致が
IUCN の指摘と相反することについては一切コメントすることなく、「国・
県・関係自治体との連携により対応」とだけ述べ、計画を立案した行政当局
としての責任を放棄しています。
(再質問)
瀬戸内町が自ら進める大型クルーズ船の誘致が、IUCN の指摘する観光の
コントロールの必要性と相反しないと考えているのか。論拠を示してお答え
いただきたい。

2018/11/1 瀬戸内町 回答

質問 3 の再質問の「瀬戸内町が自ら進める大型クルーズ船の誘致が、
IUCN の指摘する観光のコントロールの必要性と相反しないと考えているの
か。論拠を示してお答えいただきたい。」については、 同じく平成 3 0 年 1
0 月 28 日に開催した「クルーズ船 寄港地に関する検討協議会」においてご
説明したとおり、本町としては現段階において具体的な計画は存在しており
ません。 今後、町民主体の協議会の中で議論を深め、町民と共に国、県、町
が連携して IUCN の指摘に相反しない計画とすることが重要であると考え
ております。


2018/10/22 奄美の自然を守る会 質問

4.
(初回質問趣旨と回答への見解)
日本政府は、IUCN に対して大型クルーズ船の誘致計画は存在しないこと
を言明しており、瀬戸内町の大型クルーズ船誘致は国策であるとの強弁は根
拠を失っています。
また IUCN の求める観光コントロール施策は、大型クル
ーズ船の誘致と相いれません。大型クルーズ船の誘致を進めると、世界自然
遺産の登録が難しくなるのではないかという当会の指摘に対して、瀬戸内町
は見解の違いがあるとだけ述べ、その論拠については一切述べていません。
(再質問)
瀬戸内町が回答で述べている、当会と瀬戸内町との間の見解の相違は、具
体的にどのようなものであるのか。議論の中核であるので、はぐらかさない
で正面からお答えいただきたい。
以上

2018/11/1 瀬戸内町 回答

4.
質問 4 の再質問の「瀬戸内町が回答で述べている、当会と瀬戸内町との見解
の相違は、具体的にどのようなものであるか。議論の中核であるので、はぐ
らかさないで正面からお答えいただきたい。」については、 貴会が世界自然
遺産の登録の要件を満たさなくなると考えている質問 2 と質問 3 について
町としては先に述べたとおり、国策として理解し、更には町民主体の協議会
の中で議論を深め、IUCN の指摘に相反しない計画とすることで世界自然遺
産登録の要件を満たすことが可能であると考えていることから見解の相違
があるとお答えした次第です。

以上

2018年11月4日
「奄美の自然を守る会」で「大型クルーズ船寄港地誘致に関する報告会・意見交換会」を開催。

http://saveamami2018.amamin.jp/e714870.html



2018年11月30日

大型クルーズ船誘致の計画も含んだ瀬戸内町観光振興計画(案)のパブリックコメントが公開される。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717978.html

2018年12月1日

第2回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が開催される。



2018年12月1日
瀬戸内町にて開催された持続可能な観光セミナーにて、大型クルーズ船寄港地誘致問題についての言及がされる。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717968.html

2018年12月3日

奄美大島・瀬戸内町出身、日本SF作家クラブ第18代会長である藤井大洋氏が
大型クルーズ船寄港地誘致問題をモチーフにした小説、『第二開国』の連載を、文芸カドカワ2018年12月号より、開始。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717631.html

2018年12月3日

第2回「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」の様子が南日本新聞にて掲載。

http://saveamami2018.amamin.jp/e717888.html

2018年12月7日
瀬戸内町が「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」にてプレゼンをする船会社の募集を始める。

http://www.town.setouchi.lg.jp/sanritsu/sensya_bosyu.html

4. 説明内容
・ プレゼンテーションに求める内容は下記の通りです。

① 会社の概要
② 他の地域における一日滞在型寄港地開発の事例
※協議会の議論も踏まえ、以下の点について可能な限り具体的な説明をお願
いします。
・基本的な考え方
・寄港地開発に至る経緯
・地元政府等との関係(協定、土地賃借契約、協議メカニズム等)
・投資規模
・整備された施設とその整備主体、時期等
・寄港しているクルーズ船(大きさ、寄港頻度等)
・クルーズ旅客に提供しているアクティビティ等
・自然環境への配慮(排水(バラスト水含む。)、排ガス、廃棄物の処理等)
・生活環境への配慮(旅客の行動範囲の管理等)
・地元への貢献(雇用、物やサービスの購入、事業機会の提供等)

・その他
③ クルーズ船の寄港地として瀬戸内町に関心を有する理由
④ 開発を進める場合に想定される基本コンセプト。
※現時点で考えられるアイデアとして、以下の点について説明をお願いしま
す。
・基本的な考え方
・整備が想定される施設等
・寄港が想定されるクルーズ船(大きさ、寄港頻度等)
・クルーズ旅客に提供することが考えられるアクティビティ等
・考えられる自然環境への配慮(排水(バラスト水含む。)、排ガス、廃棄物
の処理等)
・考えられる生活環境への配慮(旅客の行動範囲の管理等)
・考えられる地元への貢献(雇用、物やサービスの購入、事業機会の提供等)
・西古見~他地区間で発生が想定される交通量
・第2回協議会で配布された「クルーズ拠点のイメージ」へのコメント

・その他
5. 情報公開
・ 協議会は基本的に公開ですが、民間企業の将来ビジネスのアイデアなど機密性
が高い内容のプレゼンテーション及び質疑応答部分については船社の判断(公
開・非公開)により取扱います。


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◆日本政府はIUCNの勧告書によると「奄美大島における大型クルーズ船寄港地誘致の具体的な計画は存在していない」と答えていますが、現在、瀬戸内町では、「クルーズ船寄港地に関する検討協議会」が2回開催され、船会社の企画を募集する段階にいたっています。◆

奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
894-1502 大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
FAX:0997-72-1003
e-mail:saveamami@gmail.com

Blog:http://saveamami2018.amamin.jp/
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Shop(Club T):https://clubt.jp/sp/shop/S0000054945.html  


Posted by saveamami at 09:00この問題の経緯と流れ

2018年08月01日

2018年8月1日時点の奄美大島・西古見集落における大型クルーズ船寄港地誘致問題についての経緯と流れ。

2018年2月の時点の、大型クルーズ船寄港地誘致問題の経緯についてはこちらをご覧ください。

http://saveamami2018.amamin.jp/e686570.html

以下は、以降の進捗になります。

2018年2月9日
『奄美の自然を守る会』発足。
Change.orgにて大型クルーズ船寄港地誘致に反対する署名活動を開始。



https://www.change.org/saveamami

2018年2月16日
奄美新聞にて、
「瀬戸内漁協が署名撤回」
クルーズ船誘致要望書 臨時総会後に説明会「要望も賛成もしていない」

という記事が掲載されました。

全文はこちら。
http://amamishimbun.co.jp/2018/02/16/3365/

2018年2月21日
奄美新聞にて「瀬戸内町クルーズ船誘致」説明会求め要望書提出 加計呂麻11集落 町議会終了後に町民説明会」と題し、加計呂麻島の11集落が説明会を求める要望書を提出したという記事が掲載されました。

全文はこちら。
http://amamishimbun.co.jp/2018/02/21/4309/

2018年2月22日
奄美新聞にて、「せとうち観光協会総会」 漁協に続き、要望書撤廃 クルーズ船誘致「原点に返って最初から」と題し、観光協会も要望書への署名押印を知らされていなく、署名撤回を表明したという内容の記事が掲載されました。

全文はこちら。
http://amamishimbun.co.jp/tourism-association-general-meeting

同内容が、2018年2月23日南海日日新聞にも掲載されました。

http://www.nankainn.com/gvmnt-admin/%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%8D%94%E4%BC%9A%E8%A6%81%E6%9C%9B%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%81%B8%EF%BC%9D%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E8%AA%98%E8%87%B4%E8%A8%88

2018年2月25日
奄美新聞の社説にて「「クルーズ船誘致の波紋」 瀬戸内町 県への要望再検討へ 説明と対話による総意決定を」と題した記事が掲載されました。

町政が町民の意見を離れたところで「町民のため」と水面下に計画を進められるのはフェア透明性に欠ける。説明と対話の上に成り立つ町民総意の意思決定へ踏み出すべきだと思う。


全文はこちら。
http://amamishimbun.co.jp/cruise-ship

2018年3月1日

南海日日新聞の社説にて今回の大型クルーズ船寄港地誘致問題が取り上げられました。

町内4団体からの要望書が撤回されることで県に提出した要望書も「体を成さなくなる」(町担当者)

全文はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e688737.html

2018年3月2日
鹿児島県議会にて、鹿児島県議向井たかまろ議員が、大型クルーズ船寄港地誘致問題について質問をされました。

・漁業組合、観光協会で組合員・会員と執行部の間に意思疎通がされていず、要望書の署名を撤回するという混乱が生じている

・世界自然遺産登録を目前に控え、自然を保全するという重要性から賛成しがたい


という質問内容です。この質問内容に対して、県は

・この調査において財源や予算規模、事業主体は示されていない

・瀬戸内町が寄港地誘致方針を打ち出し、県に対し要望した

・クルーズ船の寄港を誘致し、多く野観光客を迎えることは地域産業の振興、若者の雇用創出などの地域の活力を取り戻すため有効な取組

・奄美の美しい自然を保全することを前提としつつ、地域振興を図ることが重要であり県としては地元の意向を踏まえながら、国や瀬戸内町と連携して対応


と答えました。

全文書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e690271.html

2018年3月6日


南海日日新聞にて掲載された「「勇気持ち新たな取り組みを」 瀬戸内町町議会 鎌田町長が施政方針」記事内に

▽国家プロジェクトとしてのクルーズ船寄港地誘致による地域産業の振興、若者の雇用創出

を、町長が施政方針としてあげました。

書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e689193.html

2018年3月7、8日
瀬戸内町議会定例会が開催されました。

・漁業組合も観光協会も、理事会や総会が開かれていない状態で要望書提出が行われた。まさに住民不在で町民に開かれていない行政と言わざるを得ない。

・町民に知らされていない中、昨年8月15日と、9月16日、西古見で住民説明会を実施。同年12月の議会で、住民からの陳情書、町内4経済団体からの陳情書を採択、その4日後の19日、県知事に要望書を提出したとあります。12月議会からわずか5日後、県に要望書を提出する。この急ぎ方は一体どういうことだ。

・そのことを含めて町側は丁寧にこういうメリットがあります、同時にデメリット、こういうこともあります、ということも説明すべきだと思う。

町議より、こういった質問がなされました。

・私どもの説明と配慮が足りずに、多くの住民の皆さまがたに、ご迷惑、ご負担、不安をおかけしましたことは確か。このことは反省している。

・今後は町民にていねいに説明したい。

・しかし、メリット・デメリットが国の協議の場に上がらなければわからないので、土俵にあがってから詰めていきたい。

・大型クルーズ船寄港地誘致は町の将来に向けての大きな足掛かり。


と、町側は答えました。

2018年4月1日
2018年年1月24日(水)~2月23日(金)に鹿児島県で行われた「奄美群島振興開発総合調査報告書(原案)に対するパブリック・コメント」の結果が出ました。

全文はこちら。
http://www.pref.kagoshima.jp/ac07/documents/63688_20180328163854-1.pdf

・「クルーズ船の寄港誘致にあたっては,奄美の美しい自然を保全しつつ,地元の意向を踏まえながら,対応してまいります。

・「外国人観光客の増加は,交流人口の増大や消費拡大などの効果にとどまらず,関連産業の雇用機会の創出や増大につながるなど,地域全体に大きな経済効果をもたらすことが期待されることから,地元の意向を踏まえつつ,海外からの誘客を図ってまいります。」

・「クルーズ船の寄港誘致にあたっては,報告書(原案)の内容や地元の意向を踏まえながら,対応してまいります。」


が主な県の回答でした。

2018年4月2日


奄美新聞にて『クルーズ船寄港誘致に慎重 奄振総合調査パブコメ「世界自然遺産と共存を」』と題した記事で、「奄美群島振興開発総合調査報告書(原案)に対するパブリック・コメント」についての記事が掲載されました。

・クルーズ船誘致を「大量に人を送り付けるだけで納得できない」

・「マスツーリズム(観光の大衆化、大量の観光者が発生する現象)を引き込んでしまうので、世界自然遺産と共存する持続可能なクルーズ商品の構築に文言を変更すべき」

という県民の意見が掲載されています。

全文書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e692390.html

2018年4月3日

奄美新聞の記事『金子衆院議員会見「創業起業に挑戦を」 奄振交付金「チャレンジ」枠 民間主体の予算活用期待』内で、西古見集落出身の金子衆院議員が、

誘致計画に賛同を示した一方、「現地での管理システムを含め、会社側からまだプランが明らかにされていない以上、もろ手を挙げての支持はできない」と話し、夏ごろに提示されると見られるプラン内容を見極めていく姿勢を強調。

という記事が掲載されました。

全文書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e692822.html

同内容の記事が南海日日新聞にも掲載されました。
http://saveamami2018.amamin.jp/e692392.html

2018年4月6日
鹿児島県知事への『知事へのたより』にて大型クルーズ船寄港地誘致計画に関する県民からの質問及び県の答弁が掲載されました。

・瀬戸内町から県に対して要望があった

・クルーズ船寄港地誘致は、地域産業の振興、若者の雇用、地域の活力を取り戻すため、有効な取組と認識

・奄美の美しい自然を保全することを前提としつつ、地域振興を図ることが重要

・県としては地元の意向を踏まえながら国や瀬戸内町と連携して対応してまいりたい


と、県からの返答があります。

全文はこちら。
https://www.pref.kagoshima.jp/aa02/chiji/tayori/h29/201802.html#a3

2018年4月12日

奄美新聞にて『瀬戸内町 クルーズ船寄港地誘致説明も16日から町政懇談会22カ所で』という記事にて、

町民は、西古見集落での説明会が、4日後に開催されることを新聞上で、知らされました。

2018年4月16日~2018年5月30日

全24回に及ぶ、瀬戸内町町政懇談会が行われました。

各集落で行われた全24回の懇談会の録音データはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/c21889.html

懇談会での配布資料はこちら。
http://www.town.setouchi.lg.jp/joho/cho/chosei/koho/koho-setouchi/documents/201807kouhou.pdf

2018年4月17日

奄美新聞にて前日の西古見集落で行われた町政懇談会を踏まえた『クルーズ船寄港地誘致に賛否』という記事が掲載されました。

▽西古見の生活環境が守られるのか▽生業に関わる漁場が一つ失われる▽治安の悪化▽地元企業に経済効果はない―など、議会では答弁を控えていた懸念事項についても列挙し、「メリットだけで飛びつくようなことはしない。懸念されている内容を一つ一つ確認していきたい」とした。

全文はこちらです。
http://amamishimbun.co.jp/2018/04/17/8344/

2018年4月18日

アマミテレビ『ティダニュース』に大型クルーズ船寄港地誘致問題が取り上げられました。
https://www.youtube.com/embed/4oAfcmNgS3w

2018年4月23日

奄美新聞が、西古見集落出身の金子万寿夫議員が大型クルーズ船寄港地誘致について

▽自然を壊さない▽地域経済への貢献▽西古見住民の生活に影響を与えない―といったことを守られるべき基本として挙げ、「そういうことがダメな時には私が先頭に立って反対するので、心配せずとも良い」と強調した。

と言及した記事を掲載しました。

書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e695753.html

同日
南海日日新聞にて、「県への要望書取り下げへ クルーズ船寄港地誘致計画で/瀬戸内町」と題し、
町から県への要望書取り下げの記事が掲載されました。

しかし今年に入り、うち2団体が要望書からの署名削除を決めたほか、誘致に反対する住民団体が発足。
加計呂麻島の集落からは計画の説明を求める要望書が提出されるなど町は混乱した。


全文はこちら。
http://www.nankainn.com/local/%E7%9C%8C%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%A6%81%E6%9C%9B%E6%9B%B8%E5%8F%96%E3%82%8A%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%81%B8-%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E8%88%B9%E5%AF%84%E6%B8%AF%E5%9C%B0%E8%AA%98%E8%87%B4%E8%A8%88

2018年5月3日


瀬戸内町議員・澤議員が個人的に発行している議会だよりにて、3月定例会での自身の大型クルーズ船寄港地誘致問題についての質問と町の答弁を記載し、町民に配布しました。

澤議員の質問

・私たちの町の人々は、大量の外国人を受け入れることを本当に歓迎するのだろうか。

たしかに一部の人には経済的にプラスになり、雇用も生まれるだろう。

しかしその代償として、自分たちの生きていく土台である、いまの平穏な生活を犠牲にしてこわしてしまうことになれば、これは本末転倒と言わざるを得なくなる。

・瀬戸内町は、古仁屋を中心として、55の小規模な集落が集まって成り立っている。

私たち瀬戸内町民は、そういう小さな、静かな環境の中でずっと生きてきた。

それが、今回のこの大型クルーズ船の話は、あまりに巨大に過ぎて、何もかもが極端すぎるような気がする。

・その巨大さに圧倒されて、私たちの日常生活が吹っ飛ばされてしまうのではないかと、私は危惧している。


町側の答弁

・企画課長 町民の不安、懸念は十分に承知している。町にはそれらのことを確認して、対策等を含めて検討していく責務がある。

ただその前に、国・県に対して我々が懸念事項を話すわけにはいかないので、次の土俵に上がった段階で、きちっと調査していくべきものだと思っている。

・町長 このままでいいのかと考えたときに、国の政策であるクルーズ船寄港地、これを一つの起爆剤にしたい、起爆剤になり得ると私は信じている。

住民の懸念や不安を払しょくする努力をしながら、この問題についての自分の理解も深めて、住民説明会を行っていきたい。

今後のことについても、国・県との協議を踏まえた上で、さらに住民に説明しながら、この町の将来について考えていきたいと思っている。


全文はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e695786.html

2018年5月1日 
奄美新聞にて公明党離島振興対策本部の30~3日間の奄美大島・徳之島の視察でクルーズ船の話題が出たという記事が掲載されました。

クルーズ船寄港時の受け入れ対応や車両確保、ドライバー不足など観光面で抱えている問題の解消を求めた。

全文はこちら。
http://amamishimbun.co.jp/2018/05/01/10031/

2018年5月1日

産経新聞1面にて【異聞~要衝・奄美大島(上)】
「中国にのみ込まれる」大型クルーズ船寄港計画の裏に…
として、今回の瀬戸内町・西古見地区における大型クルーズ船寄港地誘致問題についての記事が掲載されました。

集落に住む年配の女性は「西古見は観光にはいいが、店は1軒しかなく食堂もない。道も狭い。1度に7千人も来て何をするのか。受け入れには大がかりな再開発が必要で環境が破壊される」と、とまどいを隠さない。

全文はこちら。
https://www.sankei.com/world/news/180501/wor1805010013-n1.html

2018年5月2日
産経新聞1面にて【異聞~要衝・奄美大島(下)】中国大型クルーズ船寄港計画と奄美・自衛隊拠点の不気味な合致
として、今回の瀬戸内町・西古見地区における大型クルーズ船寄港地誘致問題についての記事が掲載されました。

全文はこちら。
https://www.sankei.com/life/news/180502/lif1805020004-n1.html

2018年5月8日
「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録の延期が勧告されました。

「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」について、推薦内容の抜本見直しを求める「登録延期」を勧告した。

全文はこちら。
https://373news.com/_gougai/2018/n0504-1c.pdf

2018年5月10日

奄美新聞にて、加計呂麻島有志が大型クルーズ船寄港地誘致の撤回を求める要望書を出したという記事が掲載されました。

「自然を壊さず、お客さまをお迎えできる暮らしを維持したい」と再考を強く要望した。

全文はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e696547.html

南海日日新聞にも同内容が掲載されました。


要望書では「大型クルーズ船が誘致されることにより、私たちはこれまでお迎えしていたお客さまを失い、そして仕事を失う」と訴えている。

全文はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e696536.html

2018年5月16日



IUCNによる「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」世界自然遺産登録延期勧告の詳細が公開されました。

内容には「また、締約国(日本国)が奄美大島の大型クルーズ船を対象とした提案の現状についての情報を提供し、具体的な敷地は選択されておらず、将来の開発計画もないことを言明した。」と記されていました。

有志による日本語訳はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e697241.html

2018年5月16、17日
THE EPOCH TIMESにて3回に渡り、この大型クルーズ船寄港地誘致計画について取り上げられました。

奄美35人集落に中国人5000人?大型クルーズ船誘致計画、国が検討(THE EPOCH TIMES 2018年5月16日)

日本政府は、希少生物と自然豊かな奄美沖縄群島を、世界遺産登録に推薦していた。しかし5月4日、ユネスコ諮問組織は「環境持続の維持が危ぶまれる」ことなどを理由に、登録を見送った。奄美大島のある住民は「逆行するような大型クルーズ船誘致が一因ではないか」とつぶやいた。

全文はこちら。
http://www.epochtimes.jp/2018/05/33221.html

奄美大島に食指伸ばす 世界大手クルーズ副社長は中国人(THE EPOCH TIMES 2018年5月16日)

クルーズ船誘致計画が浮上した奄美大島最西部の西古見(にしこみ)に属する、瀬戸内町の人口は約9000人。もし、一部で報じられている大型クルーズ船が週2~3回寄港すれば、一週間で地域住民の1.5~2倍近い外国人が入域することになる。

全文はこちら。
http://www.epochtimes.jp/2018/05/33248.html

世界遺産登録の見送り、奄美住民「よかった」 増えすぎた中国人観光客に悩む済州島の例(THE EPOCH TIMES 2018年5月17日)

しかし、離島の設備維持には本土と比較して数倍の費用がかかり、大量のゴミの処理、騒音、交通渋滞は常態化した。地下水の枯渇で、生活用水が維持できない危機に陥ると危惧されている。


全文はこちら。
http://www.epochtimes.jp/2018/05/33261.html

2018年5月24日


奄美新聞にて、『奄美の自然を守る会』大型クルーズ船寄港地誘致検討協設立の要望書を瀬戸内町に提出という記事が掲載されました。

奄美の自然を守る会(田原敏也代表)は24日、瀬戸内町が西古見集落・池堂地区に計画していた大型クルーズ船寄港地誘致について、民間を中心とした協議会の設置を求める要望書を同町企画課に提出した。

全文はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e699399.html

2018年6月6、7日
瀬戸内町議会6月定例会の一般質問が行われ、全町議員が大型クルーズ船についての質問を行いました。

一般質問の内容はこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e700463.html

各議員の発言の録音データはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e700063.html

2018年6月7日


南海日日新聞にて町長は「大型クルーズ船寄港地誘致の白紙撤回は考えていない」と発言したという記事が掲載されました。

西古見・池堂地区への大型クルーズ船寄港地誘致計画に関して、白紙撤回の意向を問われた鎌田愛人町長は「考えていない」とした上で「(同計画について)民間主体の協議会を立ち上げたい。そのためにも県を通じて国の細かい政策情報を収集し、町としても先進地視察など行い、独自の調査を進める。住民と共に考えていきたい」と述べた。

書き起こしはこちら。
http://saveamami2018.amamin.jp/e699683.html

2018年6月12日
参議院議員川田龍平氏により、第196回国会において、質問132号「奄美大島における大型クルーズ船寄港地開発による社会環境への影響に関する質問主意書」が提出されました。

・奄美大島の瀬戸内町にある西古見集落は住民が四十名ほどの小さな集落だが、本調査の結果の公表にともない、住民の間で深刻な混乱が起こっていることについて、政府の見解を明らかにされたい。

・奄美大島内に大型クルーズ船寄港地を誘致することに拒否反応が起こっていることについて、政府の見解を明らかにされたい。


などの質問がされています。

全文はこちら。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/syuh/s196132.htm

2018年6月1日
瀬戸内町議会だよりが発行されました。
3月に行われた瀬戸内町議会定例会の町議員による大型クルーズ船寄港地誘致についての一般質問及び町の答弁が掲載されています。


・この大型クルーズ船寄港地誘致問題において住民の間で深刻な混乱が起こっていること

・地元漁協が署名を撤回、瀬戸内町が県への要望書を撤回していること

・奄美大島内に大型クルーズ船寄港地を誘致することに対して拒否反応が起こっていること


などについてを町議員は質問、町の答弁は

・私どもの説明と配慮が足りずに、多くの住民の皆さまがたに、ご迷惑、ご負担、不安をおかけしましたことは確か。このことは反省している。

・今後は町民にていねいに説明したい。

・しかし、メリット・デメリットが国の協議の場に上がらなければわからないので、土俵にあがってから詰めていきたい。


などです。

全文はこちら。
http://www.town.setouchi.lg.jp/gikai/documents/201805_gikai.pdf

2018年6月13日
自然と文化を守る奄美会議、海の生き物を守る会、公益財団法人日本自然保護協会の連名で、クルーズ船についての件も記載された、世界自然遺産登録延期勧告についての要望書が提出されました。

・2020年以降の世界自然遺産登録を目指すと報じられていますが、クルーズ船計画がこのまま進めばIUCNの再度の評価にも影響すると考えられます。

という内容が記されています。

全文はこちら。
https://www.nacsj.or.jp/archive/2018/06/8555/

2018年6月22日

内閣総理大臣名で、第196回国会 質問132号「奄美大島における大型クルーズ船寄港地開発による社会環境への影響に関する質問主意書」に対する答弁書が公開されました。

・政府としては、寄港地調査の結果を踏まえ、寄港地開発の具体化に向けて、地元自治体と連携しつつ検討してまいりたい。

・寄港地調査においては、クルーズ船の利用客が奄美大島の自然環境に与える影響については特段の分析を行っていない。

・瀬戸内町が鹿児島県に対して御指摘の「要望書」を提出したことは承知している。この「要望書」の撤回については、瀬戸内町において判断されたものと承知している。


というのが政府による答弁です。

全文はこちら。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/touh/t196132.htm

2018年6月30日
海の生き物を守る会、自然と文化を守る奄美会議、公益財団法人日本自然保護協会により、奄美市名瀬公民館金久分館2階ホールにて、「砂浜連続シンポ ~鎌倉・三河・奄美大島~ 奄美大島編<6/30>」が行われ、第二部にて大型クルーズ船寄港地誘致問題も取り上げられました。

http://www.nacsj.or.jp/2018/06/10664/

2018年7月5日
参議院議員川田龍平氏により、第196回国会において、質問163号「奄美大島における大型クルーズ船寄港地開発による社会環境への影響に関する再質問主意書」が提出されました。

・IUCNの世界自然遺産登録延期勧告において、予測できる将来において、奄美大島にはいかなる大型クルーズ船の寄港地開発計画も企画されていないものと政府は承知している、と理解してよいか。

・「政府としては、寄港地調査の結果を踏まえ、寄港地開発の具体化に向けて、地元自治体と連携しつつ検討してまいりたい。」と答弁しているが、この答弁は、前記二で示した評価書における記述と明らかに矛盾しているのではないか。

・「寄港地調査においては、クルーズ船の利用客が奄美大島の自然環境に与える影響については特段の分析を行っていない。」と答弁しているが、当該分析を行う必要性はないと環境省は考えているのか。


という質問内容です。

全文はこちら。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/syuh/s196163.htm

2018年7月3日
奄美新聞にて、西古見出身の衆院議員・金子万寿夫議員及び鹿児島県知事・三田園県知事が奄美の世界自然遺産を要望した記事が掲載されました。

・金子万寿夫議員は、菅官房長官に対し、「来年2月1日に再提出できるように支援いただきたいという点と、世界遺産は自然遺産を推薦してほしいことをお願いした」

・三反園知事は「環境大臣にも会い、来年2月1日の再提出について合意した。それを受け地元選出の国会議員の先生とお願いしたいと要請した。菅官房長官からは検討したいとのことだったので、私としては再提出に向けて前向きに対応してもらえるものと理解した。今後とも全力で取り組んで行きたい」


とのことです。

全文はこちらよりご覧ください。
http://amamishimbun.co.jp/2018/07/03/11786/

2018年7月13日
内閣総理大臣名で、第196回国会 質問163号「奄美大島における大型クルーズ船寄港地開発による社会環境への影響に関する質問主意書」に対する答弁書が公開されました。


・本件推薦について国際自然保護連合が作成した評価書(以下「評価書」という。)における御指摘の記載は政府の認識と一致しており、奄美大島におけるクルーズ船の寄港地の開発に関する具体的な計画は承知していない。

・クルーズ船の寄港地の開発については、それぞれの地元自治体で判断されるべきもの

・政府としては、当該寄港地の開発の具体化に向けて、当該地元自治体と連携しつつ検討を進めてまいりたい。


という、答弁でした。

全文はこちら。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/touh/t196163.htm

ただし、町側は6月の町議会においても「このプロジェクトは国策である」と明言しております。

2018年7月29日

YouTubeメディア『THE FACT』にて、【現地レポート】奄美大島に数千人の中国人観光客を乗せたクルーズ船寄港計画が進行中! 住民の不安の声を緊急レポート[【ザ・ファクトREPORT】というタイトルで現地住民の声とともに、今回の問題について取り上げられました。
https://www.youtube.com/watch?v=J0Xsepwp6YM

以上が2018年8月1日時点の、この問題についての状態です。


町長はまだ白紙撤回をしておらず、

・瀬戸内町は「このプロジェクトは国策である」
・鹿児島県は「自治体の判断」
・日本政府は「自治体の判断」

と言っております。


世界自然遺産登録と大型クルーズ船の関連性については、


・IUCNは「奄美大島に大型クルーズ船寄港地誘致の計画があるとは日本政府から聞いていない」

・日本政府は「IUCNの勧告は把握している。具体的な大型クルーズ船寄港地誘致計画はない」

・瀬戸内町は「国からあがってきた国策である」、IUCNの勧告については公式なコメントをしていない


という状態です。

つまり、現状、まだこの大型クルーズ船寄港地誘致について、白紙撤回はされておりません。

2018年7月末で、今回の町政懇談会における意見書の提出の〆切を迎えましたが、
町はまだ、

・町民の意見のまとめの提出時期

・協議会の立ち上げの時期

・視察の時期


を言明しておりません。

また、IUCNの勧告についての把握をしているかどうかも言明しておりません。

引き続き、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

-----------------------------------------------------------

◆政府は世界自然遺産については
「延期勧告の理由を踏まえて推薦書を修正し、可能な限り早期の登録を目指している」、

IUCNの世界自然遺産延期勧告における大型クルーズ船寄港地についての言及については、
「本件推薦について国際自然保護連合が作成した評価書(以下「評価書」という。)における御指摘の記載は政府の認識と一致しており、奄美大島におけるクルーズ船の寄港地の開発に関する具体的な計画は承知しておらず」、

大型クルーズ船の寄港地開発については、
「クルーズ船の寄港地の開発については、それぞれの地元自治体で判断されるべきもの」

としています。◆

※第196回国会 質問主意書と答弁書より
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/196/meisai/m196163.htm


◆現状、町長は「大型クルーズ船寄港地誘致を白紙撤回はしない」と言っている状態です。引き続き、ご協力をよろしくお願い致します。◆
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奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
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FAX:0997-72-1003
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署名は、このchangeか書面、どちらか1回でお願いいたします。

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Posted by saveamami at 17:56この問題の経緯と流れ

2018年02月12日

今回の大型クルーズ船寄港地誘致計画の経緯と流れ。




2016年に奄美大島・龍郷町に持ち上がったロイヤルカリビアン社の大型クルーズ船寄港地建設計画は、龍郷町とロイヤルカリビアン社の間で起きた話でした。

「龍郷湾を守る会」ブログ
http://tatsugouwan.amamin.jp/

今回の奄美大島瀬戸内町・西古見地区に起こっている話は、国土交通省による「島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果」より、発端しています。

2017年 8月10日発表
国土交通省 島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査の結果(概要)
http://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_fr4_000025.html

別紙PDF
http://www.mlit.go.jp/common/001197431.pdf

 国土交通省 港湾局は8月10日、島嶼部における大型クルーズ船の寄港地開発に関する調査結果を発表した。これはクルーズ船が島嶼部に寄港し、ビーチなどでのんびり過ごす1日滞在型の寄港地観光が行なわれているカリブ海のようなシーンを想定した寄港地開発を図るもので、「訪日クルーズ旅客を2020年に500万人」という政府目標達成に向けての取り組みの一つとなる。

【2017年8月14日:トラベルWatch】
国交省、奄美大島&徳之島をモデルケースに大型クルーズ船の寄港地開発を検討https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1075657.html

奄美大島、徳之島をモデルケースとして調査し、笠利湾東(奄美市)、明神崎(奄美市)、名瀬港(奄美市)、枝手久島(宇検村)、屋鈍(宇検村)、池堂(瀬戸内町・西古見地区のこと)、瀬戸崎(瀬戸内町)、薩川湾(瀬戸内町・加計呂麻島)、平土野(天城町・徳之島)の9地区を候補地として抽出。

※現状の報道ではロイヤルカリビアン社製の船を誘致するという明記はされていませんが、想定されている船は同社による世界最大級の大型クルーズ船です。※

この調査をもとに、瀬戸内町の候補3か所のうち、町が寄港候補地を西古見集落に絞り込みました。

そして、2017年8月15日、9月6日に西古見集落(人口34名)で説明会が行われました。

説明会後、要望書に署名が集められ、町へ提出されましたが、要望書の内容を確認する時間も与えられず、署名をさせられるといった状態だったそうです。

報道では「住民のおよそ9割が賛成」と書かれていますが、この署名のやり方は強引なものと言えるのではないでしょうか。




【「西古見集落、現地からの情報です」より】
http://saveamami2018.amamin.jp/e685227.html

その要望を受け、瀬戸内町商工会、瀬戸内漁業協同組合、奄美せとうち観光協会、瀬戸内建設業協会の4団体も要望書を提出。
しかし、この各種団体では、会員向けの説明会も臨時総会も開かれず、理事会すらも開いていない団体もあります。

押印の事実は、一部役員のみが知っていたこと。会員でも、要望書を提出することを知らない方々が多くいらっしゃいました。


こうして、住民及び各種団体から要望書が提出されたということになり、2017年12月、町は県にこの大型クルーズ船寄港地誘致計画に支援を要請したことになりました。

そして、2018年1月3日南日本新聞にて「瀬戸内町にクルーズ船誘致」という記事が掲載されました。




【南日本新聞:1月3日「瀬戸内町にクルーズ船誘致」】
http://saveamami2018.amamin.jp/e685230.html

ほとんどの町民が何も知らず、寝耳に水の状態でした。

そして、1月15日に瀬戸内町から県に要望書を提出したことが報道されました。
【奄美新聞:1月15日「瀬戸内町、県に要望書提出」】
http://saveamami2018.amamin.jp/e686498.html

1月26日には鹿児島県知事 三反園訓氏が誘致に支援を表明した記事が報道されました。
【南海日日新聞:1月26日「知事、誘致に支援表明」】
http://saveamami2018.amamin.jp/e686530.html

以上の報道がなされても、2018年2月11日現在、町民に向けた説明会は行われていない状態です。



【南海日日新聞:1月29日「大型クルーズ船誘致について」】
http://saveamami2018.amamin.jp/e685221.html







【2018年2月8日:南海日日新聞「加計呂麻島10集落、クルーズ船誘致の説明を。瀬戸内町に要望書提出」】
http://saveamami2018.amamin.jp/e686536.html


そこで、「奄美の自然を守る会」が2月9日に発足いたしました。

【2018年2月10日:南海日日新聞】
http://saveamami2018.amamin.jp/e686373.html

「22万㌧級の大型クルーズ誘致は西古見地区で対応する範囲を超えている。自然環境や文化を損なう可能性が非常に高い。奄美大島全体に影響をもたらす大きな問題。住民らから心配の声が上がる中、受け皿の役目として立ち上げた」「今回の誘致は前時代的な観光のあり方。奄美群島の持続的な観光利用を推進する県のマスタープランにも逆行している」


今後、「奄美の自然を守る会」では、漁業やダイビング事業者らと連携しながら、大型クルーズ船寄港地誘致反対活動を展開し、今後は県議会への陳情書提出や署名活動などを行っていきます。


引き続き、応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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奄美の自然を守る会
代表:田原 敏也
〒894-1502 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋宮前 23-6
TEL:0997-72-1001
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